今日も引き続き代表質問が行われ、日本共産党千葉市議団を代表し、野本信正市議(若葉区)が登壇しました。

 

 野本市議は、令和8年度当初予算の基本的事項についての質問の中で、市民生活、医療機関や介護事業所等、中小業者を支えるために、重点支援地方交付金を活用し、速やかな物価高騰対策を講じるよう、①全世帯向けのお米券を配布すること、②医療機関、診療所、介護事業所等が事業継続できるよう支援を行うこと、③中小企業へ物価高騰支援金または賃上げできるよう支援を行うことを求めました。

 市長は、「国から重点支援地方交付金の拡充が示されたことを受け、食料品の物価高騰に対する支援など、国が推奨する事業に新たに加えられたものも踏まえつつ、現在、事業化に向けた検討を進めているところであり、速やかな実施に向け、補正予算の編成等を通じ対応していきます」と答えました。

 医療機関や介護施設等については、「国の総合経済対策の中で、経営改善や従業員の処遇改善のための支援が、別途示されたところであり、今後、国の動向等を注視し、適切に対応していく」と答えました。

 

 野本市議は、「大型公共事業の中で必要性に乏しいものは中止し、急がなくてもよいものは先送りするなど、なぜできないのか、不公平な扱いを受けている千葉県単独事業補助金の是正になぜ本気で取り組まないのか、それなのに物価高騰に苦しんでいる市民から公共料金値上げをする、安易な財源確保は中止するよう求めるがどうか」とただしました。

 市長は、「中心市街地の活性化など都市の魅力、活力の向上に資する施策について、市民や事業者に選ばれる都市であり続けるよう着実に推進する必要がある」と、開発の継続を表明。公共料金の見直しについて、「市民負担の公平性や受益者負担の適正化に加え、老朽化が顕在するインフラ施設等の適正な維持管理に向け、一定の負担をお願いするもの」と、物価高騰のもとでの市民負担を強いる姿勢を変えようとはしませんでした。

 

 この他、高市政権の評価、大軍拡問題、社会保障削減、スパイ防止法問題などは、「国会において議論すべきで、動向を注視する」に終始しました。

 明日からは一般質問が行われます。中村きみえ市議(花見川区)と、かばさわ洋平市議(緑区)が登壇予定です。