最近、フィッシングメールがしばしば届くようになっています。

非常に巧妙、いかにも本物らしくできていて、危うく引っかかるところでした (´・_・`) 

どうも携帯電話の番号やメアド宛に送られてくるようで、キャリアから情報が漏れているのでしょうか。まったく困ったものです。



さて、土肥金山を後にして、西伊豆の海岸線に沿って国道136号をのんびりと南下します。クルマも少なくて走りやすいです。


宇久須の「八起」は、西伊豆名物の「こあじ鮨」発祥のお店として、ツーリング誌でも昔から紹介されています。


伊豆へは長い間ツーリングへ来ているものの、昼食の時間帯にこのあたりを通りかかることがなく、立ち寄る機会がありませんでした。



この日はちょうど昼下がりだったので、暖簾をくぐりカウンターに腰を下ろして、こあじ鮨とかさご汁のセットをお願いしました。


三枚におろした鯵と深谷ねぎ、紫蘇と生姜を載せた小ぶりなにぎりを九貫、さわやかな風味で美味しく頂きます。


漁師の味、かさご汁は塩気がよく効いた出汁が、たくさん汗をかいた身には有り難く、青ねぎの刺激と食感で、こちらも十分楽しめました。



宇久須から少し南へ行くと「黄金崎」があります。西伊豆は夕陽が美しいことで有名な、人気の観光スポットです。

土肥から宇久須を経て松崎に至る海岸線を、夏の夕暮れに走ると、駿河湾に沈む太陽が海面を照らし、空から海まで見事に黄金色に染まる様は、まさに絶景と言えます。

写真は、黄金崎公園から見える「馬ロック」で、この角度から見るとたしかに馬に見えますね。

日本奇岩百景のひとつに数えられ、勝負運を良くするパワースポットなのだそうです。

(少し前に、しょうちゃんさんが、こちらとこあじ鮨をブログで紹介されていましたね。馬ロックへは先日も行かれた由 www) 

左に小径が伸びていまして、かなり高い位置にある展望台まで続いているのですけれど、この暑さでは到底歩く気になれず、あっさり断念しました σ(^_^;) 


公園内のビジターセンター「こがねすと」に設置されている伊豆半島の海底地図、富士箱根を含む陸上から海の下までの高低差を表しています。

奥に見える富士山の裾野の広がり、手前の愛鷹山、その右に箱根のカルデラの形状が見て取れます。

深海魚が獲れることで知られる沼津湾の深さや海溝の形状も、この地図でよく分かりますね。

黄金崎は半島の西岸、地図のほぼ中央に(写真では判別が難しいのですけれど)赤く四角い印が打ってある所です。


宇久須には火山の熱で作られた珪石鉱山があり、ガラスの材料となる珪石を産出していたそうです(最盛期には国内産珪石の90%を供給していた由) 


その所縁から黄金崎には、ガラス工芸品のミュージアム「クリスタルパーク」があります。



たくさんの美しいガラス製品が展示されているのですが、残念ながら館内は撮影禁止でした。


関心のある方はウェブサイトをご覧ください。どうやって作品構想を実現したのだろう、と製作技術の面にも興味が沸きます。



ショップで様々なガラス工芸品を購入できます。高い作品には手が出ないので、守り神のふくろうを買い求めました www 


ガラス細工の体験コーナーも併設されていまして、こちらでも夏休みの子供たちが工作に励んでいました。子供たちが夢中になっている姿は微笑ましいですね。



陽も傾きはじめました。そろそろこの日の宿「Bike Pack」さんへ向かいましょう。


午前中、西伊豆スカイラインから逸れて土肥まで下った県道の荒れた路面状況を考えると、県道410号で仁科峠へ上るのは避けて、走りやすい国道136号を戻るのが良さそうです。


駿河湾の景色を眺めながら、のんびり引き返します。そろそろ給油も必要ですしね。



半島中央の南北に細長い平野部へ出て「道の駅 伊豆月ケ瀬」へ立ち寄ります。


いつも見かけるオレンジのキッチンカーが駐まっています。クラッシュレモン、美味しそうですね。


ここから冷川のBike Packさんまでは、国道414号を北へ向かい、修善寺へ出て県道12号を東進すれば、小一時間でたどり着けます。


一日暑い中を走って、たっぷり汗をかきました。お風呂を頂いた後は、相宿のツーリングライダーと楽しい語らいの時間が待っています ( ^ ^ )/□ 



翌朝は予報通り曇り空、帰路は冷川から伊豆スカイラインをそのまま北上、休日の早朝はクルマの姿もなく快適なワインディング走行を楽しみます。


南箱根のバイパラは旧車會のイベントでごった返していましたので、立ち寄らずにターンパイクへ直行、高速ダウンヒルを駆けくだり、小田原厚木道路でマチサガへ帰りました。




[カバー写真] 


伊豆のツーリングでは、毎度お世話になっているBike Packさん、日帰りできるエリアと分かっていても、敢えて一泊させてもらってます。

落ち着いて寛げる雰囲気とおもてなしは、郷里の親戚の家を訪れたような気持ちにさせてくれます。


オーナーが描くえんぴつ画は非常に素晴らしく、一見の価値があると思います (今年の5月に伺った際の写真です)