先日、Wハチで湘南道路を走っていましたら、海岸の方でたくさんの大工さんが、積み上げた材木を組んでいました。


江ノ島の海開きは7月1日だそうですから、その準備ですね。夏が近づいていることを感じました。




(先月の中ごろに出かけた「上州-信州ツーリング」のお話がまだ続いていまして、どうかお付き合いください) 


さて、高山に囲まれた白樺湖にも、夜の帷が上がる時間がやって来ました。鳥のさえずりが、遠くからかすかに聞こえてきます。



他の宿泊客のみなさんを起こさないように気をつけつつ外へ出て、しばし湖畔を散歩しましょう。


静寂に満たされた世界と時間の中へ身を置いて、早朝の至福のひとときを楽しみます。



ビーナスラインが走る山々は、一足早く陽の光を浴びて輝いています。ニッコウキスゲに覆われた山肌が、普通の山とは違う色を示していますね。



サワ・ルージュさんのテラスは、昨冬の雪で壊れてしまい、修繕の計画中だそうです。


我々、観光客はある日、訪れるだけなのですけれど、そこに暮らしている人々には様々な苦労がのし掛かるのですね。



心づくしの朝食は、栄養バランスもバッチリ、焼きたてのパンはまだ温かみが十分残り、ご飯派のゆきたますにも、こたえられない美味しさでした。



お世話になったサワ・ルージュさんには、再会を約してチェックアウトします。


白樺湖の北側をまわり込み、いよいよ女神様に会いに行くとしましょう。



ビーナスラインの取っ掛かりにある展望台からは、白樺湖を見下ろす蓼科山の姿が一望できます。雄大な景色ですね。



さぁ、早朝に湖畔から見上げた場所へ、いよいよ入っていきます。


ニッコウキスゲとクマザサが覆う山肌の情景が、40キロ以上に渡って続く絶景ロードの始まりです。



富士見台の駐車場は、文字通り中央に富士山を置いて、左に八ヶ岳、右に南アルプスの眺望が広がる絶景スポットです。



Wハチのヘッドライトのやや上に、影のように映っているのが富士山頂です。


左に八ヶ岳の赤岳から蓼科山まで、山容が折り重なって続きます。



そして、こちらは富士山の右にそびえる南アルプスの山々、先日「日本百名山」で紹介していた三大急登の黒戸尾根を含む甲斐駒ヶ岳が見えています。



この情景は、ビーナスラインならではなのだと思います。神々しいほどに美しいですね。


写真を撮りながら、自分に残された人生で再びここへ来て、素晴らしい快晴の下で「また同じ景色を見る機会があるだろうか」と真剣に考えました。



南アルプスから中央アルプス、北アルプスまで一望しています。


これだけ快晴に恵まれて、空気が澄んだ状態で山々を遠望できる機会は、なかなかないと思います。双眼鏡を持って来なかったことを後悔しました。



扉峠から先のつづら折れは、10 kmの間に292メートルの高度差を駆け上がる急坂、トルクがあまりないWハチには、女神様にお会いする「最後の試練」ですね www 


ビーナスラインの終着にあたる「道の駅 美ヶ原」は、標高1,938メートルにあります。


白樺湖からの標高差は512メートルに達し、まるで季節がひとつ戻ったような気温です。



雪がまだまだ残る北アルプスの山並みが、澄んだ空気の向こうに見えています。右の端には、妙高の頂きが顔を覗かせていますね。


乗鞍から穂高、槍ヶ岳へと、3,000メートルを超える「日本の天井」の山々が連なる眺めは絶景です。


さて、ここまで来たからには、屋外展示が主体の「美ヶ原高原美術館」を訪れて、たくさんの作品を楽しんでいきたいと思います。




[カバー写真] 


先日、松のやでトンカツを注文する際に、誤って「ダブル」のボタンを押してしまいました σ(^_^;) 


ご飯は特盛を頼んでますし、かなり頑張りましたけれど、結局「完食」はなりませんでした 囧rz