二十四節気における入梅は、6月10日頃とされていますね。それに比べると、今年はまだ雨の日が少なく、梅雨入りした実感はありません。

最近は梅雨の後半に激しい雨が降って、被害をもたらすことが繰り返されていますので、そのようなことがないことを祈っています。



さて、蓼科牧場の交差点を右折して少し走ると、池の平ホテルの建物が目に入ります。今や大きなリゾートパークに成長しています。


広々とした駐車場を持つコンビニを右に見て、白樺湖通りへ進むと、ほどなくこの日の宿「サワ・ルージュ」に到着、湖畔にあるペンションです。



夏至までひと月という時期なので、午後5時でもまだままだ陽は高いですね。


写真の中央から左にかけての山影が、明日の楽しみ、霧ヶ峰や美ヶ原へと続く「ビーナスライン」の白樺湖入り口です。



このWハチは2015年の限定車、製造は16年、ゆきたますが購入したのは21年5月です。


前のオーナーは、5年で1,200キロあまりしか走っていなかったようで、ゆきたますは購入からちょうど3年が経過して、18,000キロほど走りました。



サワ・ルージュは、イングリッシュ・チューダー様式の外観で、とても素敵な宿です。

こちらのことは以前から知っていて、かねがね「一度は宿泊してみたい」と考えていたのですけれど、おそらく宿泊業の方が外注している予約システムが、一人客を受け付けないようになっていて、利用できませんでした。


今回は直前になってツーリングを計画したので、直接電話をかけて予約をお願いしたところ、快諾して頂けました。


各部屋はツインベッドルームになっているものの、一人での利用も、多少の割増料金で受けて頂けるそうです。まさに「案ずるより生むが易し」ですね。



館内は落ち着いた雰囲気で、くつろいで過ごすことができます。


お風呂は二湯あり、温泉を引いていて、24時間利用可能です。


最近リノベされたご様子で、水まわりも新しく、また衛生にもたいへん気を配られていることが、よく感じられました。



前菜はカラフルで、まさに「Small for Variety」食べるのがもったいない気持ちになりますね。


信州そばのスパニッシュオムレツ

豚肉のパテ

牛肉のリエット・豆腐のゼリー

もやしのごま和え

野菜のふき味噌ディップ

採れたてのたけのこ・五平餅

二種のポテトフライ


じゃがいものポタージュスープ



コース仕立てになっていまして、魚料理は、白身魚とほたてのパイ焼きです。


アルコールは種類が豊富に取り揃えてあり、おチャケ呑みには何よりウレシイご配慮です。白ワインをグラスで頂きます ( ^ ^ )/□ 



お肉料理は、牛リプロースのステーキで、長野産コシヒカリの炊きたてライスを、自分で好みの量をよそうようになっています。




食後のデザートがまた秀逸、ホントに見ていて楽しくなってきます (^_^)b 


ココアのパウンドケーキ

りんごゼリー

自家製ジェラート




配膳される度に写真を撮っていると、なんだか「あのむさ苦しい年寄りは、旅サイトの覆面ライターで、宿のチェックをしているのではないか」と、オーナーご夫妻に要らぬ心配をお掛けしているかも知れませんね σ(^_^;) 



チェックイン・カウンターに置いてあった可愛らしいアート作品は、上田市立美術館で開催されていたヨシタケシンスケさんの「かもしれない」展の紹介です。


裏返って顔を覆った黄色い上着と、緑の半ズボンが足に絡んだ幼児の姿に「もう脱げない」というタイトルは秀逸で微笑ましいですね。




[カバー写真] 


サワ・ルージュのダイニングに飾ってあった、ワインのコルクでこさえたクリスマスリース、お知り合いのアーティストによるハンドメイドの力作だそうです。とても綺麗ですね (^_^)b 




(おまけ) 


22年に実施された諏訪大社上社の御柱祭のポスターが、館内に貼ってありました。

木落としといい、いかにも勇壮な行事ですね。式年遷宮御柱大祭、次は29年に行われるそうです。