GWは夏を思わせる暑さになりましたが、その後は少し気温が下り、過ごしやすい気候になりました。


マチサガは日中、少々汗ばむ時もありますけれども、今週の半ばからは5月らしい爽やかな毎日が続いています。



さて、ひと口に信州と言っても、なにしろ広いですよね。正確な旧国名に従えば、清里を含む八ヶ岳高原は甲斐になり、諏訪盆地はようやく信濃の南端、国境の地域に当たります。



22年の夏に同じエリアを走っていて、その時に諏訪大社の上社、前宮と本宮にお参りしています。


去年のツーリングでは諏訪湖へは立ち寄らず、八ヶ岳から佐久、小諸を経て志賀高原道路をまわり、小布施に行きましたので、今年は諏訪大社の下社、春宮と秋宮へお参りしました。



春宮の一の御柱です。七年ごとに行われる式年祭で、諏訪大社の四宮にそれぞれ立てる「御柱祭」が行われます。


国有林と社有林から切り出された御柱は、長さ10メートル以上、重さは10トン以上ありますが、約20 kmの距離をすべて人力で四宮へ運ばれ、千人以上が運搬に携わるそうです。



本殿の左右に立つ御柱を見上げると、鼻の穴が空を向くほど高く圧倒されます。


樅の大木を山肌の急斜面から逆落としする「木落し」で有名ですね。あの大木に乗ることは名誉とされる、豪快で勇壮な行事です。



諏訪の男の度胸が試されるということなのですけれど、神事の一部とはいえ、死者も出る命懸けの行事です。


宇宙のどこかから飛来したE.T.が「木落し」の行事を宇宙船から眺めたら、地球人類をどう理解するのでしょうか? σ(^_^;) 



春宮の御神木「結びの杉」です。10メートルの高さで二股に分かれています。他の神社でも見られ「結」の縁起物の象徴として扱われています。



秋宮から諏訪湖半へ出る途中の交差点の信号待ちで、隣に並んだサイクリストの方に「暑いですね」と挨拶した折り、どこから来たのかを尋ねたら、なんと「富山から自走」とのこと (‼︎) 


この国で最も峻険な山々が連なるルートを経て諏訪まで来ていることになり、思わず腰を抜かしそうになりました (^o^;A 



三日半の間とにかく走っているそうで、思わず頭が下がります。途中、自転車を畳んで、手荷物として電車に持ち込む「輪行」はしていないそうです。


なにしろ富山へ帰るのに同じだけペダルを漕がなければならない訳で、到底マネはできません(SSTRを自転車の自走にしたら、参加者がガタ減りになるでしょうね www)



このツーリングで泣かされたのは、やはり「ここ一番」でのGoogle Mapガイドの不正確さでした。


自分の感覚的に「右折」と思われる交差点で「左方向」の誘導が出て混乱、結果的には「右折」の方が素直なルートでした。


こうゆう混乱があると、運転手も動揺しますから、まわりへの注意がおろそかになって、二重の意味でアムナイです。


結局、視力の衰えでスマホの地図がよく見えていなくて、音声誘導に頼っているのが原因なので仕方ありません。重々気をつけます 囧rz 




[カバー写真] 


諏訪市内の酒屋「信濃屋」さんへ、最後に立ち寄りました。


最近はウェブサイトから購入できるので、ここでは気に入りの日本酒「真澄」の六兵衛盃を自分の土産に購入します。



店内には、日本酒製造の過程を紹介する模型と、大福帳が展示されていました。