先の週末、マチサガは土曜の午後から雨が少量ながら降り、翌朝は冷え込みが厳しくなる予報でした。

Wハチの「走り始めを」と思い、寒川神社へお参りを予定していたのですけれど、土曜の午後は雨から雪に変わり、日曜の朝はバイクカバーに残った雪が凍っています。



陽が当たる幹線道路は乾いていましたが、住宅地の中は日陰の部分が濡れていて、凍結はしていないもののチョット心配です。


交通安全祈願へ行って、転んでしまっては洒落にならないので、まぁムリせずにおきましょう。



そんな訳で、エアロフォンのレッスンへ出かけた帰りに、駅から歩いて鹿島神社を訪れました。初詣客の姿もなく、静かな中をお参りできたので良かったです。


普段はツーリング先で参拝していますので、鳥居の向こうにマンションが目に入る光景は、なかなか珍しい眺めです。街中だから仕方ありませんね www 



空はすっきり晴れて風もない好天、空気が冷たくて清々しい気持ちを味わえました。無病息災、交通安全と共に震災復興をお祈りします。


大地震は、人生で一度経験するだけでも大変な災害なのに、一年の間に二回も襲われるとは、本当に言葉もありません。



神社のお隣りには、青柳寺の境内が広がっていますので、そちらへもお参りしましょう。


宗教は本来、非常に排他的で、多神教は「偶像崇拝」として固く忌避されるのですが、この国では穏やかに信仰するものとされていて、教義や戒律に詳しくなくても、生活上の道徳や行事として広く受け入れられています。




子供のころ、祖母から「おてんとう様が見ている」や「八百よろずの神」といったことを聞かされて育ちました。


そんな教えが、被災地において盗難や掠奪などがあまり見られないといった点に活きているのではないでしょうか。


デジタルが幅を利かせる世の中になりましたけれど、良き市民として生きる上で、そういう素朴な気持ちが、これからも受け継がれていくように願っています。




[カバー写真] 


青柳寺本堂の扁額には「拈華微笑 (ねんげびしょう)」とあり、これは「以心伝心」の意味を持つ仏教語だそうです。


説明責任ということがやかましく言われる時代になりました。言葉にすることはたいへん難しいし、口にしたことで言いたいことが変わってしまうこともよくあります。


以心伝心で気持ちのやりとりができるような風でありたいものですね。