12月に入って、大谷選手の移籍に関する報道を「聞かない日はない」というぐらいのフィーバーでしたけれど、ようやく決着しましたね。

昨夜は、春に行われた「WBC 2023」のドキュメンタリー映画の放送を見て、久しぶりに夜更かしをしました。

決勝戦、最終回のトラウトと大谷選手の一騎討ちは、今も「手に汗を握る」気持ちになりますね。



先週の日曜日、気温も上がりツーリング日和になりましたので、神奈川県のちょうど真ん中にあたる、秦野の戸川公園へWハチと出かけました。


戸川公園までは、新東名を2区間ほど利用します。まだ御殿場側と繋がっていないので、交通量が少なくて走りやすいです。


しばらくは正面に富士山が見えます。この日は空気が澄んでいて冠雪した山頂がはっきりと視認できて、とても綺麗でした。


その後、直線が続く区間では、進行方向に大山のすっきり尖った頂きが現れます。


大山の山容に比べると、富士山はやや女性的なシルエットでしょうか。噴火するとコワイところも似ていますかね? (違) 



戸川公園に着くと冒頭の写真にある、駐車場の寒桜が淡い乳白色の花を、たくさん付けていました。


公園の正面にある手打ちそば「さか間」は、ちょうど開店間際の時間でした。ウェイティングリストに名前を記入して、外で日光浴をしながら、しばし待ちます。



さすがに人気店、開店と同時に満席になりました。テーブル席やカウンターから一杯になり、座敷に案内されました。


それでも一人客のゆきたますに卓をひとつ割り当ててくれて有り難いですね。お隣の家族連れは、五人で一卓でしたので、申し訳ないぐらいです。



この状況では、注文品の配膳まで時間が掛かるだろうと、まずは「そば豆腐」をお願いします。甘みのあるそば味噌に、砕いたそばの実がふりかけてあります。


ノンアルのビールをちびちびやりながら、箸で豆腐を切って、口に運びます。



そういえば、こちらのお店で座敷へ上がるのは初めてです。


立派な神棚には、しめ縄と「商売繁盛」の福うちわが飾られてありました。形だけになりますけれど、卓の角から手を合わせます。



メニューに「かきあげ」とあったのは、牡蠣を揚げたもの、熱々の天ぷらに、ほんの少し塩をふり掛けて頂きます。


身がふっくらしていて口当たりが柔らかく、磯の香りが鼻に抜けて美味しかったです。



公園の正門から「さか間」を描いた水彩絵が、時代を経た黒い大黒柱に掛かっていました。


鋭角に立った切妻屋根が、山の住まいの雰囲気をよく表していますね。



何種類かのきのこと揚げ茄子を種にした、温かいつけそばが届きました。蕎麦は玄白の二色です。


右端は「そば茶めし」で、蕎麦の実を炒った「そば茶」で白米を炊き上げてあります。


店員さんは「そばめし」と呼んでいますが、いわゆる「細かく切った焼そばの麺」をメシに見立てるB級グルメではありません www 



正門の左に建つビジターセンターの屋上から、風の吊り橋を眺めます。


風もなく穏やかな晴天は、嬉しいものですね。赤く染まったコキアが綺麗でした。



右手に見える「谿風の庭」は、京都の屋敷庭園を模した内廓、樹々の葉が徐々に落ちて、冬枯れの装いに変わってきています。


右手に見える戸川をはさんだ対岸のグラウンドからは、サッカーの試合に興じる子供たちの歓声が、かすかな風に乗って運ばれてきました。




[カバー写真] 


さか間のレジに飾ってあった福を呼ぶ招き猫、可愛らしいですね。蕎麦の出前のセットは、なかなかリアルでした www 



(おまけ) 


丹沢山系への登山口になっている戸川公園、吊り橋の向こうに大山が見えています。普段マチサガからは東斜面を望む方向で、こちらはその反対側、西斜面を見ています。


今年は一度も登れなかったので、来年は準備して歩きたいと思います。まずはケーブルカー駅までの階段を昇れるように、脚を作らなければ (^o^;A