この日曜日、マチサガは天気が非常に不安定で、断続的にかなりの雨が降った一日になりました。

夏の急変する天気と言えばそうなのですけれど、ライダーにはあまり有り難くない空模様ですよね。



先日のツーリングは、幸い2泊3日の旅程が取れたので、中日を一日、小布施をゆっくり歩いてまわる日に当てられました。


オートバイで距離を移動する旅も楽しいのですけれど、訪問先を歩いて観光する時間を持てると「来た甲斐がある」という充足感が得られます。



おぶせミュージアムは、小布施出身の日本画家、中島千波さんの作品を展示しています。


今年はこれまでより多くの美術館を訪ねられています。嬉しいことですね。



そんな中で、次第に「日本画を好ましく感じる今の自分」を意識するようになりました。

もちろん西洋画や油絵にも好みの画家や作品があるのですけれども、描かれている題材が日本の風景や静物、花や樹であったり、作家の身近な人であったりと親近感が持ちやすいからなのでしょう。


中島千波さんは季節ごとの花を主題にした作品がたくさんあり、楽しく鑑賞しました。


館内の展示作は撮影ができなかったので、作品集と絵葉書を購入しました。ギャラリーで販売しているこうしたものは、いずれも比較的安価で「良心的」と感じられるところですね。



ミュージアムの外は、いろいろな花を植えた遊歩道になっていて、さるすべりの樹が文字通り紅の花を見事に咲かせていました。



美術館の受付で小布施のまちの散策マップを貰ったので、それを片手にのんびりと歩いて移動します。

良いお天気で、サングラスをしていても太陽が眩しいぐらいですが、気温はそれほど高くなく、湿気もないので快適です。


小布施は「栗」が名物のひとつなので、モンブランを乗せたソフトクリームを買ってみました。クリーム自体にも栗が練り込まれています。



ところが、最初のひと口でモンブラン全体が持ち上がって重みで落下、服やら首から下げたスコッシュにべったり付いて閉口しました 囧rz 


慣れないことをするものではありませんね www 



栗にちなんだお土産、小布施堂では水菓子を購入しました。北斎の富嶽、相模灘の波なみをモチーフにしたパッケージの藍色が涼しげですね。


羊羹と栗ごはんは風味堂で、栗の木から作ったお箸は宿の隣の民芸品店で買い求めました。



手荷物が増えたので、宿へ置きに戻りました。夕方になったら、昨日の雨で汚れたWハチを拭いてやらねばなりませんね。



今回のお宿「おぶせの風」の屋内は、こんな感じでとても立派です。エントランスの吹き抜けは解放感があります。



お部屋は和室(布団)と洋室(ベッド)がありまして、いわゆる「B&B」スタイル、(夕食は外で自分で摂り)朝食のみを提供してくれます。

工夫を凝らした小鉢がついて、炊きたてのご飯と一緒に頂くと、とても美味しかったです。

こうした点は、個人オーナーが経営する宿泊施設を利用する楽しみのひとつですね。



[カバー写真] 


おぶせミュージアムから宿へ戻る途中、ノウゼンカズラが鮮やかな朱色の花をつけていました。夏らしい雰囲気を感じます。