梅雨に入って雨の日が続いています。気温はそれほど高くありませんが、なにしろ湿度が室内でも70%を超える時もありますので、快適に過ごすにはエアコンに頼る他ありませんね。


金曜一日降り続いた雨が夜半にあがり、土曜の朝は曇り空ではあるものの道路は乾いていました。予報では薄日が差すようです。



こんな日は急な雨降りを警戒して遠出はできないものの、日曜はまた雨が降るので、近間でなにかできないかと早朝からGoogle Mapを眺めていました。


マチサガにある「薬師池公園」では、ちょうど紫陽花や花菖蒲が見ごろを迎えているようです。早くから開園時間していて、Wハチのエンジンが暖まる前に着くぐらいの距離ですから気軽に出かけられそうです。




こちらは古くから所在している公園で、植物ならダリア園が、動物ならリス園が隣接していて、大人も子供も楽しめるようになっています。


クルマなら少し足を伸ばせば、白洲次郎・正子夫妻が長年住んだ武相荘や、ユトリロの「白の時代」の絵画を中心とした収集で知られる西山美術館が近くにあって見学ができます。



地面に染み込んだ雨水に日が当たって、園内はかなり蒸していますけれど、色鮮やかな菖蒲の花に目を移していると、ひと時それを忘れられます。



このような公園の植物はよく考えて整えられていて、あやめやカキツバタ、外国種のアイリス、今は花菖蒲の時期で、5月から6月にかけて順番に色や形が異なる花を咲かせ、見る人を長く楽しませてくれるようになっているのですね。


丹精こめて世話をしてくださる職員の方に感謝したいと思います。



この池は昔から多摩丘陵に存在していて、この近くに薬師堂があることから「薬師池」と呼ばれたのでしょうね。


戦後になってから市によって、公園として周辺整備が行われたのでしょう。市民の貴重な憩いの場になっているようです。



紫陽花は見事な花を咲かせていました。ずいぶんと頭が重い植物だと思うのですが、すっくと背を伸ばしていますね www 



前日までの雨が水滴になって花びらや葉に留まり、朝の日差しに輝いています。


大きなレンズを構えたカメラマンの方たちが、熱心に最適なアングルを探していました。



手前のもみじは秋になると美しい紅葉を見せてくれるのでしょうね。それもまた楽しみです。


段差を登っていくと、公園内を登り下りする1.5 kmほどの散策コースになります。舗装されているので歩きやすいです。



久しぶりに水が渓流を流れる瀬音を耳にしました。しばし足を止めて聞き入ります。


今年は年初に鎌倉アルプスを歩いてから、残念ながら山へ出かけられていません。


ハイクを予定した週に雨が降ると、当日は晴れていても足元が悪くなるので、このあたり山歩きの難しいところですね。


ツーリングだと、その日に晴れていれば大丈夫なので、どうしてもそちらへ傾斜しがちです。




日曜の夕方にNHKのBS1で放送している「Cool Japan」で、ハイキングをテーマに日本在住の外国人を交えたパネルディスカッションがありましたね。


その中で「コースの途中に自動販売機が設置されているのはいかがなものか」との意見が出ました。せっかく自然を味わいに来ているのに、ということです。なるほどと思いました。


夏の間、丹沢山系はヒルが繁殖するので敬遠して、三浦半島を中心に歩く計画を立てています。


日中にハイクをして日帰り温泉につかり、夕方から車中泊のキャンプという流れで楽しみたいと思います。「ぶさカワ子」号が活躍してくれるでしょう (^_^)b 




お薬師さんは散策コースの真ん中あたりにありまして、せっかくですからお参りします。


外来の宗教は、いわゆる偶像崇拝を禁じていて、複数の神様を拝むことは忌避されますが、この国では「いわしの頭にも信心」というように寛容ですね。



薬師池を中心にいくつかの公園を整備したこのエリアを、市は「四季彩の社」と名づけています。一年ほど前、西側へ新たな区画をオープンしましたので、そちらへも立ち寄ってみましょう。



相棒のWハチは、今日はきっと走り足りないに違いありません。次の週末がすっきり晴れたなら、もう少し遠出したいと思います。




[カバー写真] 


最近は梅雨の終わりに豪雨が降り、水害が発生することが多くなりました。今年はそのようなことがないよう願っています。