今年はこれまで日付固定の祝日が金曜や月曜に当たるケースが多く、それに移動可能な祝日が加わり三連休がたくさん有りましたね。


この9月にある2週続けての三連休は、泊まりのツーリングを入れる積もりでしたが、あにはからんや台風のために2週とも雨模様で走れず仕舞い、天窓をたたく雨音を聴きながら、無聊を慰めるためGoogle Mapを相手に「ハイクツー」の計画をいくつか立てました。


バイクで麓まで行く前提なので、駐輪できる場所の目処をつけるのですが、こうゆう時コインパーキングに止められないのはツライところです。


まだ歩き始めたばかりですから、ハイキング自体は全体が4時間ぐらいのコース、8キロ前後の道程で、高低差が700メートルほどを目安に考えました。


ひとつはバイクが駐められる山、もうひとつは電車の駅が登山口に近い山をピックアップ、10月の目標にします(来月こそは毎週末に良い天気が巡ってくることを期待します)



さて、少し前のことになりますが、日経の夕刊で「深大寺そば」について紹介する記事が掲載されていましたので、深大寺参りを兼ねて「お蕎麦を頂くのもアリか」とWハチと出かけました。


まずは世田谷通りにつながる県道3号を小田急線に沿って上り多摩川を渡ります。


せっかくなので学生時代を過ごした祖師ヶ谷大蔵へ、久しぶりに立ち寄ってみました。


左奥へ進む通りが祖師ヶ谷大蔵駅へ続く商店街、右に行くと下り坂の途中に円谷プロダクション、下り切って東宝スタジオがあります。写真の左上、電線に隠れそうですが、ウルトラマンが飛んでいます。


当時住んでいた4畳半のアパートは立派なマンションに変わっていました。綾小路きみまろさんではありませんが、まさに「あれから40年‼︎」ですね。



Google Mapの音声ナビ誘導に従い、スムーズに深大寺へたどり着けました。


門前町の高橋駐車場にWハチを預け、最初は開店前に少し並んで「きよし」の里山おかめそばです。曇り空ながら湿気があり汗をかいたので、定番のノンアルビールも頼みます。


出汁はわずかに甘みを感じる優しい味つけで、載せ物も同様、関西育ちのゆきたますには親しみやすい温そばでした。



参道は大勢の参拝客で賑わっています。写真に人が写り込まないようタイミングを待ったりしたのですけれど、気がつくと自分自身が、他の人が写真を撮る邪魔になっていることに気がついて、そそくさと撮影して立ち去りました σ(^_^;)



茅葺きの山門、参道側に比べ境内側が青々と草むしていているのは何故なのでしょうか?


本堂で僅かですがお賽銭を納め、疫病退散と無病息災をお祈りしました。



境内の仲店通りをゆっくりと散策します。想像していたよりたくさんの人出に多少驚きました。


深大寺はポピュラーな観光地という訳ではないので、どちらかというと閑散としているかと思っていたのです。新型コロナウィルスで行動制限があった時期でしたから、みなさん近間のお出かけ先として訪れていたのでしょう。



関東圏に住んでいて思うのはやはり街中に緑が多いこと、公園もたくさんありますけれど、お寺や神社に木がよく茂っていますね。このあたりは大阪の街並みと対照的な気がします。



道路を渡って反対側にある水生植物園へ行ってみます。ここはあまり人が訪れず、静かに遊歩道を巡って散歩を楽しみました。


深大寺の西隣りにある神代植物公園(本園)の方は、広々としたスペースがありますので、時間に余裕のある時に訪れることにしましょう。



少し歩いてお腹もこなれたので「湧水」の暖簾をくぐり山菜そばを頂きました。


こちらの出汁は関東風、濃いくち醤油できりっとしています。お蕎麦は柔らかい感じ、これは「きよし」もそうでしたので、深大寺そばの特徴かも知れません。


たくさんのお客さんにお店の方は慌しそうですが、注文をてきぱきとさばいてくれました。



お店の外には文字通り地下水が湧き出ています。深大寺のお蕎麦が昔から有名なのは、この澄んだ湧水のおかげなのでしょうね。



最後に、境内へ戻って少し坂道を登ったところにる「玉乃屋」で十割の田舎そばをお願いします。流石にせいろはよく締まっていてのどごしも良く、やや甘めの蕎麦つゆがまた合いました。


配膳してもらった時に、地ビールの「深大寺ビール」を持ち帰り用に包んでもらうよう頼んだところ、バイクと聞いてわざわざプチプチを探し、ていねいにラップして下さり助かりました。



この日はすっかり「そば三昧」のデイツーになりました。ラーメン3杯ならお腹の皮が破れそうになりますけれど、お蕎麦なら消化もいいので大丈夫ですね www 


帰りは調布から県道19号で橋を渡ってマチサガまではひとっ走りです。ビールが冷えているうちに帰り着いて早く冷蔵庫へ入れましょう。



[カバー写真] 


深大寺ビールは、黒ビールとのハーフ&ハーフを思わせるテイスト、冷房の効いた部屋で「二杯目に頂くビール」との印象でした ( ^ ^ )/□ 



実はハイキングコースを探している時、富士山の西に「毛無山」という山を見つけたのです。


県道71号、鳴沢-富士宮線を走っていると、朝霧高原から見える「あの山」のことだと分かりました。


オートバイですぐそばまで行ける登山口がありますが、絶対に近づかないようにします。


くわばらくわばら 囧rz