県立と市立の公園が隣接し、芝生の広場や大きな温室の植物園がしつらえられた地域住民の憩いの場が近くにあります。

よく冷え込んだ日曜の朝、静かな公園を散歩するのも楽しかろうと思い、Wハチをガレージからひっぱり出しました。

さがみ野と呼ばれる広大な森の中を貫く幹線道路へ木洩れ陽が作り出す陰影をヘルメットのシールド越しに眺めつつ、15分ほどで公園の駐車場へたどり着きました。


スペースを見つけてWハチを停め、まわりを見渡したところ、どうも雰囲気が違います。全部で6つある駐車場がいずれも満杯になりかけていまして、普段はこんなに混むことはありません。

何事ならんと思っていたところ、クルマから降りた人たちが一定の方向へ歩いていきます。その中に鮮やかな緑色のシャツを着ている人がいたので、地元J2チームのゲームがあるらしいと察しがつきました。何年か前に市立公園の中にスタジアムができたのです。

この日、シーズン最終戦が行われるらしく、地元愛に満ち満ちた皆さんが早朝から集まっていたのですね www 


地元愛の一団と離れ県立公園の方へ足を運びます。道路ではサイクリストがグループで走っている姿を頻繁に見かけるようになりましたが、最近の公園では愛犬を連れた人がたくさん行き来していますね。犬同士が声高に吠え合っています (あれはお互いにエールを送っているのでしょうか?) 


市立公園は芝生広場の他、リスなど小動物を飼っていたりポニーの乗馬が体験できる子供向けの施設を備え、県立公園には植物園やフランス式の庭園などがあり大人向けのエリアになっています。


もみじの赤とはまた違いますけれど、メタセコイア並木の色合いもなかなか味わい深いものがありますね。

フランスは料理や絵画の面で非常に芸術性が高く、交流が長くなった今では相互の融合を含め、日本の文化とよく通ずるところがあるように思います。

フランス式庭園における様式美は、発達の方向は異なりますが、枯山水を巧みに配して一幅の絵のように見せる日本庭園と、根底の部分でつながっていると感じました。


Z系4気筒時代の仲間には、そろそろ定年を迎え第二の人生へ進んだ人がいます。現役時代の特技を活かし、新しい仕事へチャレンジする姿に勇気づけられる思いです。

バイク乗りが快適に過ごせる場を提供したいというコンセプトの下、ガレージを備えたライダーズカフェのオープニングスタッフとして関わった仲間から紹介を受け「Riberty」を訪れました。

「No Bike, No Life」のキャッチコピーや車輪をかたどった丸い矢印のデザインなど、とても好感が持てます。十分なスペースを確保した駐輪場や、週末は早朝から夜まで通しで営業するなど、ライダーへの思いがひしひしと伝わってきましたね。


オブジェとして配置されたオートバイと共に、この時期らしく巨大なクリスマスツリーが店内にそびえていました。


お料理は地元の食材を取り入れていまして、右は高座豚を使った豚丼です (トッピングしたキャベツと辛味ネギに隠れて肝心のお肉が見えませんが … 滝汗) 


左は市内にある元GPライダー岡田忠之選手の実家の製麺所から仕入れているモチモチの麺で作った焼きそばです。


いずれも小サイズでお願いしましたが、サラダとスープをセットにしましたので、お腹イッパイになりました。


こちらのカフェからR246をはさんだ向かい側にNAPSの店舗があり、このロケーションもまたオートバイ乗りには誠に有り難いお話ですね。


せっかくですから信号をわたって、しばしバイク用品の実物をチェックすることにしましょう。




[カバー写真] 


ミシガン州の地元クラフトビール、これを飲んだら98の災難が降りかかる「98 Problems」IPAと、それをお祓いするために必ず飲まなければならないという「No Problems」セッションIPA、お陰さまでまだ生き伸びています (違)