関東圏の西側に住んでいると、ツーリングの行き先は自然と静岡や山梨が中心になり、東側へは行く機会がなかなかありません。

そこで今回は、一泊で房総半島半周ツーリングへ出かけました。

この辺りからなら、アクアラインを走れば、わずかに一時間あまりで出かけられるので、デイツーでもカバーできるエリアなのですが、これまでチャンスが無いままだったのです。


ツーリングでフェリーを利用するのは、乗り物で乗り物に乗って一気に移動する「ワープ感」があって、ひたすら走る「根性ツー」の目先を変えてくれますから、往路は東京湾フェリー、復路はアクアラインを利用する形でルートを組みました。


久里浜港を出航後、しばらくすると三浦半島の奥に富士山、やや左に天城山が視野に入ってきます (船内からゆっくりと眺める景色も船旅の楽しみですよね)


浜金谷港に上陸したら、お決まりの燈籠坂大師の切通しです。内壁にはノミの跡が数々残り、いかにも固い岩盤を人手でくり抜いた労力や辛苦はどのようだったかと偲ばれます。

切通しは直線的に掘り進んで行くように思うのですが、ここではなぜS字状になったのでしょうか? 不思議ですね (岩盤を構成する岩の層によるのかな?) 


その次は、ロープウェイで鋸山の山頂展望台へ昇りました。左手が館山から洲崎、少し右に大島、右端に天城山がかすんで見えます。


さらに「せっかくだから」と、よせばイイのに「地獄のぞき」を目指します (宮仕えで日ごろから地獄は何度も見ているのにね www)  


片道20分とのことでタカを括って歩き出したところ、まぁ昇り階段が延々と続きます、また階段の一段が高いこと、息が切れるわ、脚が持ち上がらんわで「のぞく」前から地獄を見てしまいました (山頂から進んだので下りへ向かった筈なのになんで?) 

途中で息が上がって休んでいたら、上から下りてきた小さな女の子に「あと少しだから頑張って」と励まされる始末です。

バイクなんぞで楽チンに旅してる罰ですね。下りではヒザが笑ってまた大変、手すりを掴まないと歩けないほどです。降りてからバイクで走れるのかマジで心配になりましたよ (^o^;A 

ちょうど登ってきた人とすれ違う際、苦悶に歪む顔のまま「この先かなりキツイっすよ。引き返すなら今のうちに」と、親切心で助言を差し上げました (違) 

日本寺の方へも足を伸ばしたかったのですが、それどころではありません。文字通り「ほうほうの体」で鋸山を後にしました。

普段からちゃんと足腰を鍛えておかなければなりませんね。運動不足を痛感した次第です (恥) 



[カバー写真] 
(ランチセットのにぎりとお蕎麦 @ちかなり)