関西では「台所」のことを、口頭では「だいどこ」と発音していました。ゆきたますの生家は、まだ土間でしたね。借家で、土間といっても「だいどこ」のスペースは、たたみ半畳というところでしょう。もっと小さかったのかも知れません。

丹沢湖からの帰路は、三国山を越えて山中湖側へ入り、道志みちをたどる「ワインディング三昧」のコースです。


この場所からの眺めは格別で、通行客がそこここでバイクやクルマを停めて、写真撮影に興じています。肉眼では、山中湖に浮かんだ足漕ぎの遊覧ボートがたくさん見えるのですが、写真では難しいですね。

その後は道志みちを、北のダム湖を目指して進むのですが、ピーカンの日曜早朝、山中湖へ向かうオートバイが引きも切らずに反対車線をふっ飛んでいきます。

各車ともに、遠くからでもウキウキしている様子が伝わってきて、こちらも浮かれそうになってしまいそうです。最近はタンデムも増え、後部座席の同乗者が両手を大きく扇に振って挨拶してくれるのですけれども、あむないから落っこちないでね (頼むよ) 


道の駅からほど近いあたりにあるこのカフェは、なぜ「おばぁ」なのでしょうか? (運営しているのは若い女性たちです) 

看板のそばに、鮮やかなピンク色のコスモスが可愛らしい花を咲かせていて、とても綺麗でした (写真ではちょっと分かりませんかね)

デッキで熱いコーヒーを頂きながら、行き過ぎるバイクの列をひととき眺めました。走行中、日向は陽射しで暑いし木立の中は空気が冷えていて、この時期ジャケット選びは難しいですね。コーヒーでいい具合に温まりました。

このあたりにはファミリー向けのキャンプ場も多くあり、こちらも素敵なサイトをお持ちですので、今回は見学させて頂きました (立派すぎてソロツーのライダーひとりでは使い切れないかな?) 

近隣に他にも「古民家民宿」などがあります。学生クラブやサークルのスポーツ合宿にも利用されるようですね。単騎のライダーを受け入れてくれそうな宿をPVで見つけましたので、今後の参考に場所を確認しました。

このルートは今まで何回走ったか分からないぐらいですが、曲がる路面だけを凝視していて、周囲の情景など何も見ていなかったんですね。今後は季節で移り変わる景色を意識しながら走りましょう (脇見運転にならないよう気をつけないとね) 


この道志みち、自分が走る時間帯と方向によって、すれ違うライダーの「時間の使い方」に、いつも興味が湧きます。

まだ早朝の時間帯、こちらが山中湖方面へ走っている時、山中湖方向から来るライダーの一団があると、「山中湖からの戻りというには早すぎ、泊った宿からの出立にしても早いし、山梨の地元ライダーならどこへ行くのか? (東関東圏の観光地に行くには道志みちは不向き)」と思います。

案外、北のダム湖へ向かっているのかも知れませんね (山梨ナンバーはあまり見かけない気がするけど) 

逆にこちらが復路として走っている時間帯に、山中湖を目指すように走ってくるライダーには、「今ごろからやと、帰りの道中で陽が暮れないん?」と心配したりします (まぁ余計なお世話ですね)

北のダム湖の外周路をまわりこみ、カエルのカフェへ立ち寄ります。途中の集落を通り過ぎる時、金木犀のさわやかな香りがして、季節が進んでいることを実感しました。

帰ったら、町内会の回覧板に挟む配布物を仕分けして配達する作業が待っているんですよね (嗚呼、市井人) 



[カバー写真] 

マリーナベイ・サンズ@シンガポール (あの上の船には、トップレスの若い女性がいるハレム、もといプールがあるとか > 羨望)