キリマンジャロ登山は、マチャメルート(左下からスタートする青のルート)5泊6日の行程です。
5日目、山頂アタックし、無事キリマンジャロに登頂したものの、体力を使い果たし、というか高山病の症状で意識がほぼなくなり、自力で降りれなくなったので、
山頂からタクシーを呼んで、
これ、キリマンジャロタクシーね
この日アタックを開始した4640mのバラフキャンプに13時半頃に下りてくることができました。
10時に下山開始したので、3時間半での下山、
さすが暴走タクシー
後部座席(背中ともいう)で、必死にしがみついてたけど、山の下りを走られるとめっちゃ怖いっす
でキャンプについたら、私のテントはそのままあったので、そこで1時間くらい休憩を取りました。
ガイドからは今日は3790mのキャンプまでここから850m標高を下げないといけないから、仮眠を取ったら出発すると言われてました。
で、
ぐっすりと寝ることが出来たし、
ポーターのメリーちゃんがキリマンジャロの紅茶を淹れてくれて、
いちゃいちゃしたから(もちろん嘘ピョン)、
私とポーター兼癒し係のメリーちゃん
これまでの登山であれば、
こんな時みたいに、
復活
しました
とかなるんですけどーーー、、、
、、、、
なんか、足腰に力が全く入らないのですよね。
ってことで、
ガイドに言われました。
ガ:「ところで兄さん、(レスキュー)保険は入ってるかい?」
私:「えーっとねぇ、、、事前に入った方が絶対いいよって案内もらった保険には入ってないね」
ガ:「そうかい、なら、もう少しテントに入って休もうか」
私:「分かった」
って、テントの中で仮眠をとること更に1時間、
zzz、、、としてたら、
突然ガイドから起こされ、、、、
そこには誰だか分かんない無線を持ったお兄ちゃんがいました。
無線男:「ところであんちゃん、ヘリ呼んだ方がいいね」
ガ:「んだんだ」
私:「ところでさ、ヘリ🚁呼んだらいくらかかるのかな?」
無線男:「5000USドル(75万円)やね」
私:「無理無理絶対ムリ、オレ歩く(うーん、タクシーは?・・・)」
ガ:「体力、残ってないんじゃない?(えと、あんさんタクシーやりたくないだけなんじゃない??疑いの目)」
私:「そうは言っても5000ドルは払えまテン(まぁ、金はあるけど・・・)」
関係としてはこんな感じ。
1,無線男:ヘリで救出が商売だから、5000US$でヘリを飛ばしたい
↓
2,ガイド含む私のチームメンバーたち:出来ることならこれ以上のタクシー係はしたくないから、ご主人様、是非ヘリに乗って下され(という目力を使った圧力)
↓
3,私:事前にヘリを含むレスキュー保険の案内は来てたのですよね。でも見もしないでヘリ救出を含む保険に加入はしませんでした。なので、そんな金を払うなら自力で下る。まぁ、下りだから、くだれないことはないだろう
ここでまた1に戻るの無限ループが続き、30分ほど時間が経過し、お値段は3000ドル(45万円)まで下がりましたが、まだ1.2.3→1....という無限ループはまだ続きます。
果たして、俺、下山できるのか???
怒涛のキリマンジャロ下山編、もう少し続きます(^^♪
私をキリマンジャロに奮い立たせた男たちのお話はこちらから。
キリマンジャロ登山の記事はこちらにまとめております。
キリマンジャロには、世界一周の旅の途中で登りました