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横浜 自由が丘 近辺 を中心に先生が移動する 移動型音楽教室
yukita(ユキータ) フルート/ピッコロ教室の岩﨑由佳です
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知らない内に複数のブログ記事が何かのランキングに入っているようで、、、これも一重に当教室の生徒さん方や、このブログを読んでくれているあなたのおかげです
いつもありがとうございます
さて、今日のブログに登場してくれる生徒さんは
長らく頑張っている生徒さん
この生徒さんは本当に頑張り屋さんです
フルートが上達するように、は勿論なのですが、この他に苦手なことがありまして、、、
『先生、、、僕、小さい頃から音楽や楽器に触れてきたわけではないので、、、できるようになるんでしょうか
』
勿論です
この生徒さんに限らず、”楽器演奏は小さい頃からやっていないと、大人になってから始めたのでは遅い”とか、”子供の頃からやっていないと上手にはなれない”と思っているかたがよくいらっしゃるように思いますが、決してそんなことはありません。
大人になってから趣味で始めて、Pops曲は大抵すぐ吹けるようになったという方もいれば、音大生やプロがコンサートで吹くような曲をばりばり吹けるようになった、という強者まで様々です
しかし、こと、この生徒さんにおいてはフルート演奏、の前に苦手なことがあるのです。
それは、、、”数えること”。
フルートや楽器を演奏しているあなたは”ああ、あれか、、、
”と分かったでしょうか？
そう、リズムを捉えたり、一定のテンポを自分で数えて維持すること。
いわゆる 拍感 です。
拍感やリズム感は、殆どの方が”幼少期に身につけるもの”と思っているのではないでしょうか？
あなた、今ぎくっとしたでしょう
これがどうして”幼少期に身につけるもの”と思われているのか、あなたは知っていますか？
幼少期に(自然と・またはそういったことを取り入れて)身につけてしまうのが手っ取り早いからです。
大人になってからよりも、幼少期のほうが多感で感性を柔軟に使って感じているので、身につきやすいのです。
でも、あくまで 身につきやすい というだけの話で、幼少期に触れてこなかったからといって、大人になってからは身につけられないということとは全く別物、違うのです。
そしてこれを教えたり言葉で説明したり、トレーニングするのはちょっと、、、という人が多いのも事実
当然です、だって幼少期に、しかも自然に身につけたことを大人になってから人に伝えるというのは大変なこと。
しかし、当教室では、なんとこれを行っています。
何故行うことになったのかは、、、ユキータにも些か不明な部分が多々ありまして、、、
ともあれ、この生徒さんは長らくこの、拍感を身につけるべく、教本を進めながら頑張ってくれていたわけです。
教本のほうではリズムも、拍を捉えることも、それを維持することも、大分できるようになってきました
これらの練習というのはフルートの練習以上にとても退屈で面倒くさく、面白くありませんから、これを頑張ってくれたこの生徒さんの努力には本当に脱帽します、、、
御本人曰く『これができるようにならないと、リズムも拍もわからないので、、、
』だそうですが、、、
そして、いつものように教本を終えてから曲に進んだときです。
(この生徒さんは暫くの間、曲をお休みして教本に集中されていました。曲のかわりに、ユキータがちょっとした魔法をかけ続けていました、、、
)
『僕、先生が 無理して練習時間を取る必要なし・曲か教本のどちらかだけの練習でよし、というので、練習でも教本だけ進めて曲は全くやってなかったんです。
暫く振りに今曲を吹いたんですけど、なんか上手くなっている気がします。ずっと 吹いてなかった のに
、、、この曲、こんなにあっさりできてたっけなあ』
そう、生徒さんの練習継続とユキータの魔法の相乗効果で、とても上手になっています
恐らく 前よりも簡単になっている と感じているかと思います。
では、どうしてずっと練習せずに放置していた曲が簡単に吹けるようになっていたのでしょう
普通なら、”練習していない→下手になる”ですよね。
どうして””練習していない→上達する”になっているのでしょうか
当教室のブログを読んでくれているあなたなら、もしかしたら解ってくれる、かもしれません
他教室様でどのようにされているのか、ユキータはわかりませんが、当教室では生徒さん方にお願いしていることのいくつかに、”教本と曲を同時進行すること”があります。
教本(エチュード)というのは、”どうやったらこれができるようになるのか”とか、”これを演奏するときに陥りやすい問題は”とか、”これを演奏する時のコツは”などなど、方法や対策がたくさん記されていて、それを練習するための例題が掲載されています。
これの応用をするのが、”曲の演奏”なのです。
つまり、教本(エチュード)で基礎をやって、これを応用して曲を演奏するのです。
教本(エチュード)はやりたくない・曲だけに集中したい、などのご希望がある生徒さんはじめ、決して強要することはありませんが、当教室では教本を曲と一緒に進めることを推奨しています。それは上記理由があるから、なんですね
この生徒さんには、その教本で基礎を学びながら、リズムが上手に早く捉えられるように、拍を捉えること、一定のテンポの拍を自分で維持することをトレーニングしてもらっていたのです。
勿論、教本に記載されている例題を使用しているので、曲よりも内容は遥かに簡単です(進み具合にもよりますが)
これをトレーニングに取り入れてもらっていました。
腕立て伏せができない方が、膝を着いて腕立て伏せをするのと同じ原理ですね
なので、今まで曲でできなかったリズムや、一定のテンポを維持できなかった部分が、きちんとできるように(できやすいように)なっていたのです
音符や楽譜を読むことは始めからある程度できていたので、リズムがわかってテンポ(速さ)を維持できてしまえば、もう鬼に金棒です
『あんなにできなかったのに、、、逆になんでできなかったんですかね』
という質問まで出てきました、、、
これで晴れて曲の練習、解禁です
『大人になってから、こんなにリズムや拍を捉えるのができるようになるなんて、最初はどうしようかと思っていたからまさかできるようになるなんて、、、
確かに先生が言うように、そんなに面白い練習ではなかったけど、できるようになって良かったです
』
とのこと、私まで嬉しくなってたくさん拍手し続けていました
退屈で楽しくない練習のことを、そんなに面白い練習ではなかった、と言い換えてくださるところに、この生徒さんのお人柄の良さがにじみ出ていて、何よりこの生徒さんの努力が、どれだけ大変なことをやってくれたのか、想像したらもう、、、
これから好きな曲も、ちょっと大変そうな曲も、吹きたい曲もたくさんあるようなので、教本もほどほどに、今まで頑張った分たくさん曲を進めましょうね
え？そこのあなたも、リズム、拍やテンポを維持する自信があまりない
え？あまりできない？小さい時からやってた訳じゃないからできるようにならない？
大丈夫です、そんなことはありません
ぜひ一度、よければユキータに話してみませんか？
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