皆様、おはようございます。
ブログにご訪問ありがとうございます。
今朝は、早朝より素敵なニュースを
届けていただきました。
今朝の朝日新聞香川版に
掲載されていたとのお知らせが届き、
その方と会話に発展。
その作品は、こちらです。
春めくや
桜のあとに花水木
明治の縁
知る人ぞ知る
↑1行にしたかったのですが、
五七にわけました。失礼します。
作者の川北文雄さんは、元香川県副知事さん。
よく存じており、尊敬する御方です。
ご入選、おめでとうございます😊
以前、加藤登紀子さんのコンサートで
お会いしたときの写真が出てきました。
(川北さん…と書くだけで、
写真が出てきたのにびっくり!)
夫は、川北さんの奥様に
子供の頃、習い事をしていたそうです。
そんなつながりもあったんですね。
ということは、
ご自宅によく行っていたということでしょうか…
川北さんの、
その作品にあった、ハナミズキを思い、
思い出しました。
皆様もご存知かもしれませんが、
こんな物語があります。



1912年、当時の尾崎行雄東京市長が
桜の苗木6040本を米国へ贈った返礼として、
タフト米大統領が
1915年にハナミズキを寄贈した。
届けられたハナミズキは
全部で60本ですが、
残念ながら今は
原木の最後の1本しか残っていません。
東京都内の都立園芸高校にあるそうです。



そんな、明治の時代の話は、
いまや、知る人ぞ知るに
なってしまったかもしれません。
ハナミズキを見上げて、
そんな歴史を思うことができるのに…
なぜ人は、争いを起こし、
自然を破壊してしまうのでしょうか。
一青窈さんのハナミズキには、
まさにそのようなことが歌われていますね。
どのような思いで詠まれたかは、
ご本人にお尋ねしていませんが、
そんなことをさまざまに考えさせてくれる
日曜の朝です。
川北さん、さすがです🙇♀️
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ここからはちょっと余談ですが、
高松市の街路樹が、
なぜクスノキが多いのか、
調べて頂いたことがありました。
昨年10月、私が環境学習で
講師をさせていただいた時に、
参加者と一緒に通る高松市の中央通りの
街路樹が、ほとんどクスノキなので、
その説明をしたかったのです。
そこには経緯がありました。
国道193号線は、香川県が管理、
国道維持管理事務所にお問い合わせいただいて、
戦前、昭和天皇のご成婚を祝して、
国道30号線と11号線の整備が始まった。
その延長で193号線整備も始まったが、
当時から大きなクスノキが中央通りあたりに
植えられていたらしく、
それならクスノキを、と植えられていったようです。
平成2年には、道路の広さ、良好な道路整備状況、
街路樹のクスノキが立派であることが
高く評価されて、
日本の道路100選にも選ばれたそうです。
以上余談でした。
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過去と未来をつなぐ今がどう在るか、
樹木は教えてくれます。
桜とハナミズキを友好の証として贈り合った
世界のリーダーの、
未来を慮り、
人類に最も必要な普遍的な感覚を
形に現したことに、
改めて敬意を感じるとともに
(今のリーダーたちはそんなこと
できてらっしゃるかな…)、
デザイン知事の礎のあと、
まちづくりを進めてこられた
川北さんならではの感覚が
ハナミズキから着想されたのかなぁと、
勝手ながら想像しました。
深読みしすぎかもですが。
そんなことを考えさせていただいて
楽しかったです!
ありがとうございます✨
人間は、
樹木に触れ、愛でる時間を大切にし、
自然に学ぶことが大切ですね。
今年は、ゆっくりと桜を愛でる時間が
ありませんでしたが、
その分、大事なことに時間を使いました。
今思うと、その経験は本当に
かけがえのないことだと思います。
人のために一生懸命になれた。
その時、その時に、
優先順位を決めて、
時間の使い方を考えますが、
今年の春は、そうしたことが
実を結んだこと、
未来につなげていく
力になったこと、
さまざまに、思います。
この春の一瞬。