昨日の夕焼けと今朝の朝焼けを見ていると。 | 香川発!ラジオパーソナリティー杉ノ内柚樹のうたとおしゃべりな毎日

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そして、おしゃべりです♪





おはようございます☀
昨日の夕焼けがとても綺麗で、
心に焼きついていますが、

今朝の朝焼けもまた素敵で、
ちょっと写真に撮ってみました。



谷川俊太郎さんの詩を思い出しました。

▫️▫️▫️▫️▫️


また朝が来てぼくは生きていた
夜の間の夢をすっかり忘れてぼくは見た
柿の木の裸の枝が風にゆれ
首輪のない犬が陽だまりに寝そべってるのを

百年前ぼくはここにいなかった
百年後ぼくはここにいないだろう
当たり前の所のようでいて
地上はきっと思いがけない場所なんだ

いつだったか子宮の中で
ぼくは小さな小さな卵だった
それから小さな小さな魚になって
それから小さな小さな鳥になって
それからやっとぼくは人間になった
十ヶ月を何千億年もかかって生きて
そんなこともぼくら復習しなきゃ
今まで予習ばっかりしすぎたから

今朝一滴の水のすきとおった冷たさが
ぼくに人間とは何かを教える
魚たちと鳥たちとそして
僕をころすかもしれぬけものすら
その水をわかちあいたい





夕焼けも朝焼けも素晴らしく、
また、これらの言葉も、
私の心に焼きつきます。


"ぼくを殺すかもしれぬけものとすら
その水をわかちあいたい"




100年前、
100年後、
私はここにいなかった。



今をどう生きようか。


そんなこと思う朝です。





#谷川俊太郎