予告のジェイクギレンホールの姿になんだこりゃ!と衝撃を受けたサウスポー。
むっきむきの体と殴られて潰れかけた目で寂しげに見上げる仕草に、もうどずこんと胸を射抜かれ、絶対に劇場で見るべしと心に誓ったのは今年の春のことでありましょうか。
先日、本年2度目のパンケーキ部(といっても部員は2人)活動にて、仲良しのねぇさまが、今日はこの後2本映画を観るつもり、と言っているのを聞いて、はて?と。
あれ、サウスポーって封切りしてたっけ?
とりあえずさくっと調べてみたら、封切りどころかぼちぼち上映終了する映画館もあるらしいという、恐ろしい事実が発覚。
ぎょええええええ!
ばか!ばか!
他の見る前に、なんでサウスポー観に行かなかったのよ!
善は急げ。思い立ったが吉日。なんでもいいから、早く行かないと終わっちゃう。ということで、その日のうちに観に行ってまいりました。
あのですね。
今更ながら、どハマりしました、ジェイクギレンホールに。
いや、前から好きでしたよ。love and drugの時とか恋に落ちそうになったし(アン・ハサウェイ超羨ましいぜ)、Prisonerの時の刑事も眼光鋭くて素敵だったし、とりあえず基本的にファンなので、出る作品、出る作品網羅しております。
がしかし。
この人、こんなにもだらしなくて情けなくて人間臭かったことあっただろうか?てなほど、今回攻めていらっしゃいます、ジェイク先生。
自分を扱いきれず、娘とどう接していいかわからないあの目、憂いを帯びるなんて言葉じゃ追いつかないわけで。中に流れているぐわぁぁぁっと煮えたぎるような激情に、涙を流したこと数知れず。あの人実は死ぬほど激しい人なんじゃなかろうか。
あのね、いくら容姿がよかろうが、かっこつけようが、甘い言葉を吐こうがどうでもいいの。恥じることなく、まざまざとかっこ悪いところを役で晒されると、こちらとしてはズドンと撃ち抜かれるわけで。これが今回、じわじわがどハマりにガラリと急変した要因だと思われます。
なんかね、私やっぱりジェイクギレンホールの目が好きみたい。ちょっとこの世に生きるには純粋すぎる目をしている気がしてならず。ピーター・オトゥールとかもそんな系統な気がするけど(ちなみに彼も大ファン)。
あー、やだやだ、こうやって勝手に憶測して、わかったようなこと言う人…ってあら、私じゃありませんか。でもねぇ、こういう類の人って狂気を抱えていることがほとんどなので、そんなきりっきりの感性で生きてること自体酷よね…なんて勝手に心配してみるわけで。まぁね、ファン心理にありがちなパターンなのでお許しを。小難しくのたまってますが、単純に好きなだけです。
そういえば、これ観る前から実話だと思い込んでたのに、全然違ったって言う。まぁ確かに実話にしてはちょっと出来すぎてる感があったもんなぁ。はいはい、認めますよ。壁を越えるために、ひたすら自分自身と闘うっていうパターン、基本的に大好物ですから。それを差っ引いてもすんばらしいんだからいいじゃないか。何が悪い。
なんにせよ、役者の熱気と本気度に文字どおりノックアウトされた一本でございました。
そのあと興奮覚めやらず、映画モードバリバリになり、続けてもう一本観ちゃうっていう。ジョージクルーニー、ジュリアロバーツ両者の不動の魅力は言うまでもないですが、私が昨年はまったaffairというアメリカのドラマで主演していたドミニクウェストが出ていてすんごい嬉しかった。ちょっとエロくて悪い感じの目がなんともそそられるわけで。
それにしてもジョディフォスターってすごいなぁ。感服。個人的にはコンタクトが好きだったのだけれど、彼女の知性溢れる狂った感じ、たまらないわけですよ。あの、これ最大限に敬意を表した褒め言葉です。
すっかりジェイクにはまりまくった私は、そのまま帰りに、moonlight mile、Brothers、Zodiac、と立て続けにジェイク作品をレンタルし、連日一本ずつ観直すっていう。やっぱり好きだー、ジェイク。相変わらず単純。
ちなみにこちらがパンケーキ部全貌。この日の部活は万惣フルーツパーラーの流れを受け継がれている、つるばみ舎にて。私こちらが梅ヶ丘でリトルツリーという名前だった時からのファンでして。今度から、こちらの手ぬぐい入手が入部条件になりました。すんごい可愛いの。ちぇけらぁ。
ねぇさんのおかげでサウスポー見逃さずに済んだ。ありがとう。
次回の部活動、楽しみにしています。