電車に乗っていた時の話。
ドア付近に立っていたら、斜め後ろから小学生の女の子達の声が聞こえてきて、3人くらいでなにやら楽しそうにわっきゃわっきゃと。
突然1人の子が「ねー、お菓子屋さんやろー。」と言い出し。あら、私たちが子供の頃にやってたケーキ屋さんごっこみたいに、生クリーム混ぜるわねー、じゃ私はスポンジ焼くーとか言い始めるかしら、なーんて耳を澄ませておりますと
「おーかしーやさん、おーかしーやさん」
え?
「チョコチョコ、パーフェ、パフェパフェ、グーミ、グミグミ、パーフェ」
……
なにそれ( ꒪⌓꒪)
思わず振り向くと、彼女達じゃんけんをしており、まぁ言わずもがなパフェがぱー、グミがぐー、チョコがチョキ。なにそのおしゃれなじゃんけん!
私たちの時って軍艦、ハワイとか、もしくは文字数分階段をのぼる、ちよこれいとー、ぐりこー、だのそんなんだった気がする。しかも、「おーかしーやさん」ってなんだよ、それ。じゃんけんのジャの字もないじゃないか。
面白すぎるのでしばらく聞いていたら、突然もう1人の子が「ねぇ、カレーライスやろー。」と。
か、カレーライス??
次はカレーライスですか?
「カレーライスー、カレーライスー」
おお、そこは同じなのか。とりあえず二回言うのね。
「ちょー辛、ちょー辛、パー辛、パー辛、パー辛、ぐー辛。」
……
…おい!
百歩譲ってちょー辛は許そう。超辛とかね、挑戦系のカレー屋さんにありそうだし。でもパー辛って…ぐー辛ってなんだよ。そして思った以上に、文字の変換が大変なこの「辛」地獄。ぐー辛なんて言葉、そりゃコンピューター認識しないわな。
お姉ちゃん達、辛の前になんでもつけりゃいいってもんじゃないんだよ?大きいとかね、小さいとかね、中くらいとかね、頻度を表す形容詞が必要なんだよ?
そんなことを心の中でぼやいていたら、冷静にその場を見ていた1人の女の子のおかぁさんが娘に乗り換えを促し。まだカレーライスをやっていたかった女の子の「えーーーどれだけ時間かかってもいいから、乗り換えしないでーーー、おねがいーー。」という無理な願いはあっさり却下され、メンバー脱落と共に今風じゃんけんは途切れたのでありました。
あのカレーライスやらお菓子屋さんやらって、今の子達には普通なんですかね?時代によって変わるものとはいえ、随分とざっくばらんになったものよ。
今日はレッスンday。汗だくだけど頑張るのだ。