窓を開けると前夜の天気予報と違って晴れ模様である。
サンライズを観る絶好のチャンスであるために、
灰岩の絶壁や海食洞窟のある浜辺へと車を飛ばす。
昨日の奇岩の下部が海水の中に沈み、違った光景を観ることが
できた。
うっすらと空が明るくなり始めて
昨日の引き潮から満ち潮へ海面の高くなってきている。
東南アジアの航路になっている空は、行き交う飛行機雲も
赤く染まる。
海の高さは一定ではなく、おもに月の引力によってお1日2回、
ゆるやかに高くなったり低くなったり、規則的に変わってゆく。
月は地球のまわりを24時間50分かけてまわっていますが、
海面はこの動きにあわせて、およそ12時間25分で満潮から満潮へ、
または干潮から干潮へ、高さが変わる。
もっとも満ち引きが大きくなるときを大潮と呼び、
月の動きに太陽の動きがかさなって、潮の満ち引きの大きさが決まる。
月の引力によっておき、月に面した海はいつも満ち潮。
その反対側は月の引力の影響は弱いのですが、
地球の自転の遠心力などにより、こちらも満ち潮になる。