人事なんて必要ない。 | さとうブログ

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気が付いたら「人事3年目」に突入していましたのでブログを書こうと思います。

異動してきて、2年間で自分の考え方が大きく変わりつつあるのでこのタイトルにしてみました。
(人事エントリー:https://ameblo.jp/yukisato1013/entry-12292490282.html)


なんだこいつ。と思われるタイトルですが、ぶっちゃけ本当にそう思っていました。

ただ、他の人事の方を否定するつもりも、自分が人事に来てやってきたことも

否定するつもりもありません。

 

なぜ、そういう考え方を持ってたのかを振り返ってみました。。


僕自身も過去にマネージャーや事業責任者をやらせてもらって
自分のチーム、事業で何かあれば全部のスケジュールを調整してでもメンバーと対話してたり
問題の解決にあたって、全部自分の責任として捉え過ごしてきましたし
苦しい判断を迫られる時、何かを解決したいとき、どうしようもない時。
他の責任者や社長に相談することはあっても、人事には相談しなかった自分がいたからです。
※これは人事がどう。という話ではなくて自分のスタンスの話かもしれません

 

なので、結局のところトップがやるべき仕事が人事であると。本気で思ってましたし

 

「なぜお願いごとを聞いてくれるまでに時間がかかるんだろう」

「なぜすぐ解決できないんだろう」

「なぜあまり時間をもらえないんだろう」

「なぜ変わらないんだろう」

 

なぜ。なんだろう。間違ったことは言ってないし

正しいと思って提案しているんだけど。という感情になることが多かった気がします。

 

 

冒頭に戻りますが、考えが変わり始めたのは今年後半で(遅い←)

 

きっかけは間違いなく、責任者たちにBarでクソ怒られたことw

事業理解や責任者が何に普段困っているのか、本社機能に求められてること。
そんな話をされた気がします(酔ってたから覚えてないけど←)

その日から少しずつですが

自分はどれくらい事業、責任者のことを知ってるんだろう。

総勢1000名を超える規模になったCAADグループという会社の
どこまでを本当に理解しているんだろう。

広告ボード、メディアゲームボード。
どちらのメンバーとも顔を合わせる日々、何を理解しているんだろう。

責任者が決めないといけないはずなのに、人事って何のためにいるんだろう。

 


自分自身の在り方に懐疑的になり始めたので、自分の中で決めごとをしてみました。


「事業側に解決したいこと、お願いごとの前に、現場をみて自分が当事者になって決めてみる」



一つ一つの意思決定の場にいたり、ベトナムのみんなに会いに行って研修をしたり
異動の話、事業のプロジェクトを自分が決めていいなら決めて進める。等・・
全ドメイン出来てるかというと全然出来てないのは反省点ですが。。
集中して時間の使い方を変えるようにしました。


そうすると今年も残りわずかですが、ある変化がありました。

一つ目は、驚くほど人事の仕事難易度が上がったこと。
今まで「人事として、責任者やマネージャーにパスしていたもの」を
「事業状況(理解)を踏まえて自分だったらこうする、フォローする」と決めて提案するので
自分が事業をやってた時と近い感覚になることが増えました。
提案・実行が難しくなることも多くなりました。


二つ目は少しずつ信頼してもらえることが増えたこと。
「ここは佐藤が入ってくれ」「事業状況含め、面談をしてほしい」
など、責任者が仕事を依頼してきてくれるようになりました。



そういうことか。。。と、しっくりきました。



人事に異動して2年かけて学んだ失敗は、当たり前だったんだけど

「人事なんて必要ない。と思いながら人事をしている自分」の意識の低さと

「人事としてパスするだけでは何も生まれないということ」
一つ目の気付きの通り、事業の責任を負っているのは僕らではないので、そのパスに
魂がのってないから。簡単に言えることが多いことに気付きました。
これからは無責任人事と名付け自分への戒めとします。



2年かかったけど自分の考え方を変えられたのは本当によかったと同時に
こんな事にも気付けなかった自分が恥ずかしい。。。

そんな2年目でした。


3年目は、

人事の仕事の奥深さや、重要性を再認識し

ちゃんと人事として成長できるように

「事業ど真ん中」「信頼関係」をテーマに
自分が事業で培ってきた強みを活かして、
勇気を持って人事していこうと思います!