夫との離婚手続きを進めると、
いつも体が動かなくなってしまう私。
DV被害者なのに、
夫から他の人とやり直したいから離婚してと懇願されてさえも、
動かなくなってしまった私。
洗脳されてるから?
よっぽど惚れてるから?
自分でもわからなかったんです。
でも芙蓉先生の記事を読んでいて、
急にストンと腑に落ちました。
夫は私の母を本当に大事にしてくれたんです。
母は夫を嫌っていましたから、
母のためにはならなかったけど、
母に尽くす私の気持ちを尊重し、
本当にサポートしてくれたんです。
同居も嫌がりませんでしたし、
私の目からは夫が母にものすごく尽くしてくれているのは、
痛いくらい伝わってきました。
母が悪性リンパ腫の中でも治療法がない、
やっかいな類のものだと診断されたとき。
治療計画や、
お金の計画など途方に暮れていました。
夫は少なくとも、
お金の心配はしなくていいと言ってくれました。
当時すでにDVが発覚していて、
母から会うのも禁じられていたころ。
もし高額の治療が必要になったら、
お金の出どころが自分だと明かさないで、
治療費は全部負担すると言ってくれました。
仕事と母の介護でボロボロの私のことも必死でサポートしてくれました。
私にとって何よりも大事な母。
その母のことを私と同じように大事に思ってくれている。
大事にしてくれている。
なんてすばらしい夫を授かったのだと思いました。
妄想嫉妬で暴力をふるう。
なんて最低な夫を授かったのだと思いました。
心が引き裂かれそうに、
相反する気持ちが私をいつも苦しめるのです。