花嫁の皆様、花嫁のママさま、花嫁の猫ちゃんたち
今日の昼間、めちゃめちゃ暑かったですね。
さっきまで、さわやかカップルがいらしてくださっていました。
美男美女で、すっごく感じがいいお似合いカップル。
夏のお打合せは、やっぱりアイスクリームを食べながらがいいかも。
ミニカップより、量は少ないけど、いろんなタイプのアイスがはいっているハーゲンダッツのアソートがお気に入り。
さてさて、安くオーダー(20万くらい)でできるお店があるみたいです。と花嫁さんがおっしゃっていたけど、それは全然違うのですよ!
サイズオーダーのことを勘違いしていらっしゃる。
今日は、サイズオーターと、オートクチュールの違いを説明しますね。
日本では、オートクチュールと言われているけど、正確に言うと間違い。
パリのオートクチュール組合に入ってないから、オートクチュールではないです。
正確に言うと、オートクチュール組合に入っていた森英恵先生のウェディングドレスはオートクチュールだけど、桂由美先生には違うということ。
Chanel、ディオールとかのメゾンは、間違いなくオートクチュール。
日本だと、お誂えという言い方のほうがよいかもしれないです。
日本でオートクチュールと呼ばれているのは・・・・
ご希望のデザイン画を描いて、採寸、仮縫いをしてつくることです。
皇室の方のお衣裳をお誂えしているのは、オートクチュール。
日本でお誂えします。
皇室も、そういうお店が減っているので、雅子さんの喪服が吊るしだったりするみたいで、ちょっとびっくり。
ブライダル業界で採寸だけをしてつくるのは、ただのサイズオーダー。
サイズオーダーしたものを、中国の工場で中国の材料で作っています。
・オリジナルのパターン。
・お仮縫いをする。
・デザインをご希望に合わせる。
・高級な素材を使う
日本のウェディングドレスのサイズオーダーは、中国のケースが殆ど。
サイズオーダーの場合は、中国の工場にある材料でつくります。
台湾、韓国の場合もあるけど、工賃があがっているので、ほぼ中国。
採寸はしますが、仮縫いはしません。
フランスレースとかの高級レースは使えないです。
中国のサイズオーダーするくらいなら、フランス、イタリア、スペインの吊るしのドレスをお召しになったほうが、絶対によいです。
吊るしのドレス = 既成のウェディングドレス プレタ
※吊るしのプレタのドレスは、一番近いサイズのものを購入してお直し、リタッチをしてサイズを合わせていきます。
シーチングで仮縫いをするのがお誂え。
ブラネは、シーチングで必ず仮縫いをして、ひとり1枚、オリジナルのパターンを作っています。
その手間暇が、お誂えで、サイズオーダーとは違います。
サイズオーダーは、あるパターンでつくっていて、花嫁さんに合わせたパターンを作りません。
アリ型のパターンで、やるのでトワルを作る手間がないのです。
ブラネでは、一番最初は、コストを削減するためにサイズオーダーもやっていました。
ところが、あ~でもない、こ~でもない、同じようなデザインでも、修正がたくさんはいるので、全部トワルをつくるようになったのです。
そのために、めちゃめちゃコストがかかる作りになっています。
シーチングのトワルを着てもらい、調整をしていきます。
この作り方が、ドレスつくりの常識。これがフランスでは一般的。
シーチングで仮縫いをして、ドレスを作るのは基本中の基本。
日本人は、これをやらないのがと~っても不思議。
シーチングもめちゃめちゃ使います。
フランスのドレス屋さんは、吊るし(プレタポルテ)のドレス以外は、この方法でドレスを作っていきます。
それが普通というか、当たり前。
アメリカののドレス屋さんは、一番自分のサイズに近いものを頼んで、有償でリタッチするのが当たり前。
どっちにしても、日本のレンタルのようなしくみはないです。
それにしても、レンタルだとマーメイド、長袖、ハイネックとかは、サイズが合わないので難しいデザイン。
仮縫いは必須。
ブラネは、くまちゃんのお洋服もちゃんと仮縫いをして、パターンをひいてもらって作っております。
レンタルで50万とか払うのならば、採寸してシルクのドレスをつくるのもアリだと思うのですが・・・・
上質なシルク、フランスのリバーレース、リバーヴェールは、やっぱりお品がいいです。
秋の花嫁さんのお仮縫いは、まだまだ続きます。
お仮縫いをすると花嫁さんは、喜んでくださいます。
たぶん、人生で自分のドレスをお誂えするなんて、最初で最後だと思うの。
ほんと、準備は大変だけど、一生の思い出にやってあげたいな~。
レンタルは、選んで終わりだけど、お誂えは工程がたくさん。
利益率は悪いけど、花嫁さんの満足度は高くなると思うな~。
やったことのある花嫁さんしか、わからない世界観。
うちのイケメンボーイが、もうすぐ4歳のお誕生日。
人間の年齢だと、32歳。 ちょい前まで子猫ちゃんだったくせに~。
きっと、7歳くらいから老化がはじまっちゃうのかな~。
昔みたいに、猛烈に興奮しておもちゃで遊ばなくなったガブちゃん。
大人になったのね~。
最近は、覚えている言葉は増えたみたい。 20個くらいの単語はわかっているみたい。 2歳か3歳児くらいの知能はありそう。
問題は、お部屋が毛だらけになること。それ以外は問題ないのだけど・・・
しかし、毛が抜けます。
それにしても、ユーロは174円。はぁ~ため息。めまいがしそう。
ドレスを作っても作っても、儲からないはずだわ~。
材料費、かかりすぎ。 フランスレースをみると、日本製のレースはどうしても
使えないブラネおばさんなのであります。
今からオロナミンCを飲んで、続きのお仕事頑張ります。
ブランシュネージュ代官山 松藤ゆきよ