花嫁の皆様、花嫁のママさま、花嫁の猫ちゃんたち

 

最近、ブランド物がまたまた大流行しています。

ブライダル業界って、ブランド物って、あんまりないです。

ヴェラウォンは、アメリカや日本では有名だけど、フランスでヴェラウォンのドレスと言っても、そんなに自慢はできないかも。

なぜなら、フランスは高級メゾンというものがあるからです。

そうじゃなくても、花嫁さんのために仮縫いをして、お仕立てするお店がほとんど。

逆にレンタルで探す方が、難しい。 プレタのドレスもたくさんあります。

 

さてさて、シャネルの売上、純利益がハンパじゃない。

ルイヴィトンに匹敵する、1兆円越えの売上。

中国の富裕層が買ってますもん。

お値段も昔より、全然高額になっています。

それにしても、シャネルのシステムは画期的すぎる。

 

お洋服をつくりしくみって、とても複雑。

資材がすごい種類がいるし、別に刺繍とか加工する技術、コサージュなどのお小物も必要。

以前は、シャネルは、造花だったたらマダムギエ、羽根細工だったらルマリエ、

刺繍加工はルサージュという感じに、特殊技術を持つ職人さんにお仕事を出していたのです。

シャネルのアトリエの中で、全部の仕事が賄えることではなくて、外注にお願いしていたというわけ。

それを全部買収して子会社にしてまとめたのが、パラフェクション。

ここには、シャネルのブランドを構成するために必要不可欠なフランスの職人の技術が詰まっているというわけなのです。

それで、完璧なメイドインフランスのブランドが完結できるのです。

 

それだけ、フランスでも手仕事で技術のある職人さんを確保するのが大事だということ。

 

ブラネの場合、シルクの生地は国産、縫製も日本で職人さんが丸上げ、パタンナーさんもいて仮縫いもしています。

コサージュも30年以上お願いしている方が作ってくれています。

そう、パリでコサージュ留学をされた方。

レースは、国産はダメなの~。って、聞かれるけど、好みの問題で国産レースは

一度も使ったことがありません。

国産にするとコストが随分安くなるけど、レースはフランスのカレレース(リバーレース)じゃないとダメなんだな~。

ブラネで花嫁さんにお配りしているヴェールは、フランスのお店で購入するとすっごく高いです。

参考までに

 

ブラネで安く買えるヴェールは、パリの直営店だと1030€ 約18万

ヴェールは原価でドレスにつけてあげているけど、ほぼ持ち出しがでてます。

 

安物のヴェールとか、いちゃんもんつけてネットに書き込んでいた花嫁さん、

ぼったくりといったことを撤回してちょ~だい。(笑)

 

 

 

そんなこんなで、資材が高騰中なのであります。

昔、シャネルのバックは20万くらいで買えたけど、今じゃ100万越えですから。

 

 

シャネルが亡くなった後、シャネルはおばさん臭いとか言われて、あんまり人気のない時期があったのです。低迷期がけっこうあったのです。

カールラガーフェルドに変わってから、シャネルのアイコンバック マトラッセが爆発的に大流行。

そして、ミューズに選ばれたイネスもめちゃめちゃキレイで相乗効果抜群。

ほんとに、イネスは知的な美人でシャネルが似合うモデルさん。

 

カールラガーフェルドって、ドイツ人なんだけど、4カ国語を話せるし、同時にいくつものブランドのコレクションも並行してできるという恐るべし、仕事の量。

シャネル、フェンディ、カールラガーフェルドのブランドのほかに、スポットでH&Mとかもやっていて、生涯現役でよく働いてましたね。

なのに、税金を滞納してお城を売却したり、オークションで調度品を売却したりしてたので、不思議です。

 

話はそれちゃったけど、フランスでは281の国が認めている伝統工芸的なお仕事

Living Heritage Company (EPV)

ブラネでお取引をしているソルティス、ルルドのキャンディー屋さん(カトリックのメダイとかも作ってます。)もこちらのマークを持っています。

 

そういうフランスの伝統的な職人さんお技術のある会社を子会社にして、まとめたのがシャネルのパラフェクション。

M&Aと、似ているような違うような・・・

シャネルの化粧品は、以前はフルジョワというフランスの老舗メーカーが作っていて、日本でも安くアイシャドーとか購入できたんだけど・・・

今は日本撤退しているので、リーズナブルなお値段では買えません。

ブラネおばさん、安いブルジュアの化粧品を使って、中身はシャネルと一緒だもん。とか、言ってましたから。

これホントの話。シャネルの化粧品とブルジョワの化粧品は同じ工場で作ってます。

 

ブランドって、ほんとイメージがめちゃめちゃ大事。

イメージを守るためにも、メイドインフランスじゃないとダメなんだな~。

 

パリで10万円以上のヴェールもブラネでドレスをお仕立てすると、無料でもらえる。これ本当。(笑)

確かに、某人気のある世界観重視のドレス屋さんのヴェールの原価を知ったら、花嫁さんは泣いちゃうかも。

 

こういうコサージュは、シャネルではマダムギエが作っていて、シャネルのパラフェクションになっています。

 

ブラネのすずらんコアフは、フランスと同じ工程で作っています。

ドレスをオーダーした花嫁さんは、新品がついてきます。

 

レンタルで化繊のドレスが平均38万円くらいだったら、シルクでオーダーしてお仮縫いをしてお仕立てすればいいのに~。って、思うけど、そうはいかない日本のウェディングドレス事情なのであります。

 

ブランド大好きな日本の女の子、ウェディングに関しては日本で有名なブランドは、ヨーロッパでは無名で何それ?って、いう感じのブランドもあります。

シャネル、ディオールのドレスをこぞってアメリカのセレブが着るのは、アメリカのブランドよりも全然有名だからです。

ほんと、シャネルとディオール ルイヴィトンは、凄い!!!

 

ブランシュネージュ代官山 松藤ゆきよ