花嫁の皆様、花嫁のママさま、花嫁の猫ちゃんたち

 

今日は、凄く寒かった!!!

さっき、花嫁さんのドレスをお届けに行ったら、みぞれが降ってました。

明日は、交通の便がいいホテル挙式だから、お天気の心配はないけど・・・

ガーデン挙式とかだったら凍えそう。

 

今日は色のお話。

ブラネおばさん、色彩、明度、色相を見分けるのが得意。

たぶん、これって慣れと思います。色慣れってあると思います。

お色って、好みがすごくあるある。

最近は髪の毛をカラーリングしたり、カラコンをいれている花嫁さんが多いから、イエベとかブルべに当てはめるのが難しい。

 

毎年、アメリカのパントン社が今年の流行色を発表しています。

こんな色、日本人には無理じゃない???という、パターンもよくあるある。

今年のパントンの流行色は、ピーチフィズです。

 

 

 

桃の表面の起毛しているベルベットの風合いの感じのお色目。

オレンジとピンクの色素に、黄色がちょっと入った感じのやさいいお色目。

 

これに合わせる差し色って、けっこう難しい。

無難なところでパステル系のミントグリーン、ラベンダー、ブルーとかかな?

あとは、アーストーンのセージグリーンとか・・・

ブライダルのメインの白には、あうのは間違いないです。

 

今年の流行色のこのお色目でカラードレスを作っても、日本人にはあんまり似合わなそうなので、差し色で取り入れる程度かと思います。

 

ブーケとか会場装花には、いいと思います。

 

 

招待状のお色目にいれると女の子らしい やわらかいイメージになりますよね。

 

 

たぶん、戦争や紛争が多いこのご時世、明るいやさしいお色目を流行らせたいと願う気持ち、何だかわかります。

 

ブラネおばさん、フランスの伝統色、日本の伝統色のカラーバリエーションをみるのが大好き。

お色目のネーミングがアメリカと違って、ロマンチックなんだもん。

 

パントンの今年の流行色のピーチフィズなんだけど・・・

日本語のお色目だと、珊瑚色かな???

フランス語のお色目だと、グルヴェット(海老の色)かな???

 

フランボワーズといえば、あざやかな赤紫色

ショコラといえば、チョコレートの茶色

ブルードゥコートダジュールといえば、南フランスのコートダジュールの夏の海の色という感じに、イメージが浮かぶからフランスのお色目のネーミングのつけ方は興味深いです。

 

日本の伝統色も葡萄色と書いて、えびいろと呼んだり、薄いピンク紫を撫子色(なでしこ色)と呼ぶのも、風情があって素敵!!!

着物の合わせのときは、日本の伝統色の呼び方にしてみようかな???

 

色って、季節によって左右されちゃいますよね。

冬の時期だと暖色系のほうがよいと思うけど、春夏に暖色系の打掛を着ていると

暑苦しく感じちゃうし・・・

カラードレスも、夏だと清涼感のある明るい色の生地、オーガンとかチュールがよさそうだけど、冬だと重厚感のある厚地の生地のほうがよさそうなイメージ。

 

ブラネおばさんは、照明の色も電球色が好きです。オレンジ系の暖色の光

青白い光の昼光色だと全然落ち着きません。ちょっと明るすぎ。

自宅もアトリエもフランス電球にしています。

 

ウェディングドレスの生地も、化繊の青白く光るのが苦手で、シルクの黄色味ががった光具合が好きなんです。

シルクの生地は青白い白(昼光色)がないので、真っ白の青白い白がすきな花嫁さんはポリエステルにしたほうがよいです。

 

光の加減でお色目がかわるのがシルクの特性で、自然光だとものすごくキラキラ輝いてきれいなんです。

どんなに頑張っても、化学繊維はシルクの天然の光沢はでません。

 

色も光の加減で全然かわってみえるし、ライトをガンガンあてるとグリッターのついたドレスはキラキラきれいにみえるけど・・・

式場のお部屋の照明でかなりお色目はかわってきます。

 

最近はくすみカラー、彩度を押さえた渋いお色目が流行っているけど・・・

お洋服ならそれほど違和感がないけど、カラードレスにするとお肌がくすんでみえたりするので、色白さんだったらいいかもですね。

 

ブランシュネージュ代官山 松藤ゆきよ