花嫁の皆様、花嫁のママさま、花嫁の猫ちゃんたち
何か、トラブル続きというか、いろいろと大変なブラネおばさんなのであります。
ちょっと、落ち込んでいたら、超~かわいい卒花嫁さんが元気に訪ねてくれたので、
すっかりご機嫌。
ケラケラ笑い過ぎた!!!
幸せパワーを頂きました!!!
2023年のウェディングドレスのフランスの傾向としては・・・
仮縫いをするオーダーメイドが流行っているというか、個人経営のアトリエが人気らしい。
中国で安いサイズオーダーをすると、ドレスが届かない、全然違うのが届く、サイズが合わないとか、問題があるのが、ネットとかで拡散されているみたい。
あと、安いTATIとかのウェディングドレスもなくなって、フランスは激安ドレスのブームが終わっちゃったというか・・・
安いドレス屋さんは、採算が取れなくて閉店して、残っているのは通販の中国直売サイトのみ。(しかし、インポートっぽくみせるのが上手になった中国のサイト)
送料も高くなっているし、人件費も上がったり、材料費も高くなっているので、中国ファクトリーのドレスはブライダルグッズのメリットって、あんまりないみたい。
ブラネおばさんが、尊敬しているフランスの三姉妹は、80歳近いのにお元気。
最初はプロニプシアでお針子さんをしていて、三姉妹のブランドのシンベリンを長く経営していたけど、元プロニプシアの副社長に売却して、また最初からブランドを作っていらっしゃる。
パリ郊外のヌムールのエミリアとドレス屋さん
お店の屋号は、お針子だった三姉妹のおばあ様のお名前らしい。
30年前に雑誌の切り抜きを握りしめて、ヌムールに市場調査に行ったブラネおばさん。
水車のある古い邸宅で、めっちゃ素敵だった。
そのころの姉妹は、今のブラネおばさんより若くて、超~忙しそうにされていた。
ブラネおばさんが大好きすぎて、リスペクトしている三姉妹のウェディングドレス。
このかわいさ、可憐さは、ふつうじゃない。
アトリエ エミリアの使っている素材
Silk シルク
Calais lace カレレース ※フランスのカレだけで生産されているフランスレース
guipures ギピュール ※ 立体的なモチーフのレース
plumetis プルメティス
ブラネおばさん、この注目素材 プルメティスを探しています。
ディオールとかで使われているチュールに立体的なドットとかの刺繍がしてある生地。
浮き出し刺繍みたいな感じかな???
Villers Outreaux という北フランスにある2000人くらいの街が機械刺繍の産地らしいのです。
日本だと、群馬の桐生が横ブリの刺繍がめちゃめちゃ上手だけど、ちょっと違うの。
アトリエ エミリアのお袖のつけ方、レースの使い方、リボンのバランス、これは半世紀以上ドレスに携わってないとできない技術。
シンプルに見えると思うけど、めっちゃ計算された技術力の高いドレスなのです。
このかわいさは、パタンナーとかを企画を長くやっている経験者しかわからない。
ブラネのパタンナーさんにHPを見せたら、ちょっと似てると言われて嬉しかったのです。
ブラネおばさんは、ここのドレスをいつも研究してますから。
50年以上を継続しているキャリアと、ドレスに対する愛情はハンパじゃない!!!
三姉妹の飼っている猫も、ブラネおばさんとお揃い。
ガブちゃんと違って、お品がよくて物静かな猫ちゃんだ!!!
アトリエ エミリアの仮縫いをしている様子とかも観れます。
繊細なレースや薄いオーガンやシフォンをレンタルしている日本人のドレス屋さんって、
どうなの~。 キズや汚れが凄いし、フランスレースは耐久力がないからお直ししても
ダメだと思う。
自社で作ってレンタルしているところは、アトリエと言わないで!!!
フランスのウェディングドレス専門店で一番、技術のあるアトリエだと思います。
フランスでは、個人でやっているアトリエがほとんど。
シャネルとかディオールとかのグランメゾンでドレスをお誂えするのは、貴族とか超~セレブ。
ふつうの女の子は、3000€くらい(日本円で45万)くらいでお誂えしてもらってるみたいです。
吊るしのプレタポルテは2000€くらい(25万~30万)
アトリエエミリアのコアフがちょっとかわいいので、真似っ子したくなっちゃいました。
ドレスとお揃いのレースをいれるとよいかも。
コアフの作り方も参考になるなる!
双子ちゃん&妹の三姉妹、その娘たちで経営しているアトリエで、お針子のおばあちゃまのDNAもはいっている親子三世代のドレス屋さんのアトリエには、ブラネおばさんは足元にも及ばないわ~。
技術はもちろん、折れない心、継続する力、ウェディングドレスに対する愛情などなど、お勉強させてください!!!
そうそう、今日はめっちゃかわいいお花が届いていたので、明日お写真を撮ろうかな?
卒花嫁さんが後撮りのためにオーダーしてくれたのです。
たぶん、気に入ってくれそう。
仕上げにアンティークのフランスのリボンやレースをつけてあげて、バージョンアップ
させるつもり。
フランスで30年以上前に入手した、ブラネおばさんのアンティークリボンコレクションなのです。
このひと手間がかわいくなる! フランスの職人さんは、そのひと手間やみえないところにちょっとした工夫をしているのが憎いのですよ~。
やっぱり、一枚ずつ仮縫いをするのだ大事なことだと、アトリエエミリアのHPやInstagramをみて、思い直すブラネおばさんなのであります。
ブランシュネージュ代官山 松藤ゆきよ