花嫁の皆様、花嫁のママさま

 

梅雨が長いと思ったら、この連日猛暑。

ちびっ子の頃は、お部屋の温度計が30℃を超えたら、大騒ぎ!

かき氷を食べたり、行水をしたり、あせもができちゃうと大忙し!

今は、平気で30℃オーバーしてますもん。暑いはずです。

驚異的な暑さは、フランスのマルセイユ。日本ほどの湿度はないとしても、40℃超えになってるらしい。

おまけにロリス君のアパートメントはクーラーがない!

いくら湿度が日本よりないとはいえ、ものすごく暑いらしいのです。

2003年はものすごい熱波で、パリに住んでいる高齢者の方がお亡くなりになるケースが多々あったと聞いていたけど、2015年以降はずっと暑い夏になっているようです。

ヨーロッパの猛暑は異常みたいだし、温暖化問題も深刻。

 

 

今日は、地球の温暖化も深刻だけど、ドレスお直し問題について。

 

ブラネはお仮縫いをして、シルクやフランスの繊細なリバーレースでお仕立てをしています。

そう、日本でレンタルはやってないフルオーオーダーのイレギュラーなお店。

※フランスのインポートドレスがお好きな花嫁さんのために、プレタのご用意もあります。

 

やっぱり、メイドインフランスのレースは安物のラッセルレースとは品格が違うのです。

パンツレース(下着についているレース)は使用しません。

 

仮縫代はドレス代の25%アップとか半身のみみたいなことはやってなく、みなさんにファーストパターンをひいて、花嫁さんおひとりおひとりの型紙をつくってトワルをつくっています。

そうして、出来上がったドレスは、サイズ直しを1回だけは無料でやっています。

痩せるたびに、お直しは化繊じゃなからできません。

そう、シルクはミシンの後が残るし、フランスレースは繊細なのでほどくと破れやすくなります。

転売用するために簡易的なお直しを日本では流行っているけど、海外のドレスショップは信じられないらしいのです。

すべて、余分な縫い代、裾丈もカットするガチなお直し。

うちのそうだけど、全部ほどいてミシンで縫い直しをしています。

 

海外のドレスショップの方のblogとかをみていると・・・

みなさん、悲鳴をあげています。大忙しなのです。

妊娠したりした場合は、ドレスを大きくしないといけない。

ゴージャスなトレーンつきのドレスは家族だけのお食事会に変更になった場合は、トレーンをカットしたりしないといけない。

などなど、ドレスのバランスを調整しないといけなくなっています。

 

日本の簡易お直しではなくて、ガチお直しなのでほんとうに大変!

あと、預かっているドレスが増えていてお店におけないらしいのです。

ブラネもそうで、半分は縫製さんのところにあります。

購入したドレスを持って帰って自分でメンテナンスをする習慣が日本にないから、納品までお預かりになっているのは仕方ないかな???

 

変更した挙式の1ヶ月くらい前に微調整をするといいかも。

あんまり早く調整をすると、当日はいらなかったり、ゆるかったりするので・・・

D-DAYの1カ月前くらいが忙しくなるので、一番お痩せになりやすいのです。

 

最近、ドレスをオーダーしてくださった花嫁さんにサービスで差し上げているミニチュア。

ブラネも花嫁さんでパターンができた方から、型紙をアップしているところです。

 

ディオールがミニチュアを7月に作っていて、作業工程をネットニュースでみたんだけど、

それはそれは凄い!

やっぱり、ディオール。ミニチュアのドレスをつくるのも、普通サイズをつくるのと同じ工程ですもん。

 

 

インナーからパニエまでつくっていて凄い!

通常4ミリ幅でミシンをかけるところは、1ミリ弱で縫製をするらしい。

トルソーのサイズは40㎝

普通サイズとおんなじくらい手間暇がかかるそう。

 

ブラネの花嫁さんたち、ここまで完成度の高いミニチュアは差し上げれないけど、我慢してくださいね。

 

そもそも、ミニチュアドレスを差し上げようと思ったきっかけをお話すると・・・

フランスがドイツ軍に占領されていた頃、第2次世界大戦中の出来事。

ファッションショーができなくなったディオールが、ミニチュアドレスで受注会をしたのがはじまりなのです。

今も、花嫁さんは見えない敵のコロナウイルスと戦っています。

苦渋の決断をしていて、心が痛みます。

本当なら幸せでデートをしたり、旅行にも行ったり、楽しい思い出をつくる婚約期間なのに・・・

少しでも、喜んでもらえるように、ウエルカムスペースに飾れるようにと思いながら、ご用意をしています。

 

それにしても、コロナ期間はよく働いているブラネおばさんなのであります。。(笑)

 

ブランシュネージュ代官山 松藤ゆきよ