花嫁の皆様、花嫁のママさま

 

すっかり、朝と夜は冷え込みますね。

 

ニュースをみていたら、ローマ法王様が来月38年振りに日本へこられる!

ブラネの花嫁さんは、クリスチャンの方が多いのできっと楽しみにされていると思います。

 

ドイツのくまちゃんメーカーのフランシスコ法王のぬいぐるみ。

お召し物、丸眼鏡といい、とても似ていらっしゃる!

 

さっきも、仲良しママとお嬢様がいらしてくださって、通っている教会で結婚式。

ママがおばあちゃまに用意したもらったPRONUPTIAのドレスをお嬢様がお召しになる。

お嬢様のためにちょっとだけ、リフォームをしたらすっごくかわいくなったのでよかった!

ママと同じ教会でお嬢様が結婚式を来月されるということで、ワクワクなのです。

レイモン・ペイネのタグのついたドレスは、懐かしい!

 

最近、気がついたのは日本ではクリスチャンが1%しかいないのです。

ブラネの花嫁さんは、大学の母校だったり、通っている教会だったり、本物の教会でされる方が多いと思います。

1%の花嫁さんたちは、子供の頃から通っている教会での結婚式をすっごく楽しみにしていらっしゃる。

期待を裏切らないようにベストを尽くさなきゃといつも思っています。

会場の提携のレンタルやパックプランとはちょっと違って、花嫁さんがわたしを選んでくださっているという有難いことなのです。

 

20年前くらい前は、信徒さんではなくても4回くらいの結婚講座を受けて教会で挙式をする方がすごくたくさんいらした。

ハウスウェディングが流行りだした頃から、独立型チャペルというのがブームになって、本物そっくりな教会がタケノコみたいに増えて、衣裳、カメラマン、メイク、お花の持ち込みが禁止になったり、いろいろ規制が厳しくなったと思います。

 

ブラネの花嫁さんに大人気だったのは、神田カトリック教会、碑文谷サレジオ教会がやっぱり多かったかもしれません。

ブラネおばさんは、教会の建物を観察するのが大好き!

有名な建築家が設計していることが多いのと、重要無形文化財になっているので、駐車場になったり、マンションになったり、住宅展示場になったりはしないのです。

最悪なケースは互助会系で斎場になっている場合もあったりして、驚愕しちゃうのです。

 

左側がカフェススペースがあります

 

アテネフランセというフランス語の学校へ通っていたとき、神田カトリックのお御堂でお祈りをして、山の上ホテルでケーキセットを食べるパターンが水曜日のルーティーン。

山の上ホテルもは、福岡の大富豪実業家佐藤慶太郎が建てた素敵な建物で、建築はヴォーリズなのです。

改装中だったので、12月からリニュアルオープンされると思います。

建築、本、歴史、アンティーク、アールデコが好きなカップルが多いホテルです。

 

山の上ホテルでブラネのドレス撮影。シルクの素材のドレスがよく似合うホテルです。

 

 

神田カトリック教会は、どなたが作った教会なのかやっとわかりました。

ヴォールス、レーモンドでもなくて、スイス人の建築家マックス・ヒルデルだそうです。

フランス人の神父様のご依頼だったから、ロマネスク様式なんだと納得。

天井のまーるいアーチがすごくきれいなのです。

前は乳白色の硝子だったけど、2000年くらいからゴージャスなステンドグランスが入って荘厳な感じになりました。

 

年間、100組くらいのカップルがこちらで結婚式を挙げています。

土、祭日に4組、日曜日に1組、挙式ができます。

林真理子さんもこの教会で挙式を挙げています!

 

フランス人に驚かれるのは、日本は1%しかクリスチャンがいないので、カトリック教会で結婚式がクリスチャンではなくてもてきるという特別待遇があること。

バチカンが認めているんだよ!って、言うといつも驚かれます。

フランスではありえないお話なのです。

有名建築家の建てた重要無形文化財の本物の教会で、結婚式ができるのは日本だけ。

 

日本には全国で777個の教会があり、去年1443組のカップルが結婚式を挙げています。

1999年は7257組だったから、5分の1に減少しています。

日本の婚礼数が59万組なので、0.0024%。

みじんこみたいな少ない花嫁さんが、ブラネにきて下さっている奇跡みたいな数字に驚くのであります!

 

初婚同士だったら、4回くらいの結婚講座と献金で結婚式ができて、なんちゃって神父さまではないのでいいのにな!って、いつも思います。

 

ブランシュネージュのお引越しがあります。

預かっている花嫁さんのドレス、これから納品の花嫁さんのドレスも大事に移動させるので、御心配なく!

 

ブランシュネージュ代官山 松藤ゆきよ