花嫁の皆様、花嫁のママさま

 

夕方からは、あいにくの雨模様の東京です。

今日は、定休日だったので朝からテレビをチェック。

 

ドレス屋のおばさんは、チコちゃんっぽく何でも知りたがり屋さんなのです。

テレビのアナウンサーや皇室ジャーナリストの方が、ローブ・デコルテとおっしゃるのが、とても気になりだしました。(笑)

 

robe décolletée ローブ・デコルテ

 

フランス語で間違いなさそうなのですが、フランスのサイトを検索しても画像がでてこないのです。

でてくるのは露出の激しい下品なチャイナファクトリーのお安いキャバクラ系ドレスばかりがでてきます。

 

ファッション用語辞典で調べると・・・

デコルテはフランス語で、衿を大きくくったの意味で、ローブデコルテは衿を大きく、低くくくったドレスの総称。フォーマルな夜会服などに着用されるもので、衿を大きくくり、胸から背を大きくあけた優雅なドレスで、丈は長く、靴には共布のパンプスを履くのが儀礼になっている。わが国の宮中でも、正式な儀礼用のドレスとして認められている。

 

雅子皇后のドレスは、ハートシャイプカットの衿ぐりで、半袖、バックスタイルはコンシールファスナーでくるみ釦ではなかったのです。

素材は、シルクジャカードで間違いないと思います。

 

※ジャカードとは、フランスのジャカート氏によってつくられた、ジャカード織機でつくられたのが最初である。

柄の模様のあるシルクの糸で織られた厚地の生地。

 

ブラネで前に使用していたイタリア製のジャカードシルク。

 

秋篠宮家の紀子様、眞子様、佳子様も、シルクジャカードのローブ・デコルテでした。

眞子様のティアラは銀座和光。 佳子様のティアラはミキモト。

 

シルクジャカードはシルク素材の中でもシワになりにくく、高級感がとてもあるので、レース等をあわせなくてもゴージャス仕立映えする生地なのです。

 

今回の雅子皇后様のドレスをお誂えしたデザイナーさんはどなたかしら???

ウェディングドレスは、森英恵先生のデザインでこちらもシルクジャカードの生地で薔薇の花びらのイメージなボレロもついた2wayでとても素敵でした。

 

高円家の典子様、絢子様は、鈴木紀男先生にウェディングドレスをお願いされています。

http://norio-suzuki.com/

麻布十番にアトリエがあります。

 

お帽子は、皇室の方は平田暁夫先生でお亡くなりになった後は、お嬢様が後を継がれています。

https://hiratatelier.com/index.html

 

皇室デザイナーは、植田いつ子、芦田淳先生が有名だったけど、今はどなたのデザインなのかも気になります。

雅子皇后は、結婚する前は君島一郎のスーツもよくお召しになっていたけど・・・・

 

いろんな資料をみても、ローブ・デコルテについて詳しく載っている資料がみつかりません。

フランスでは、もしかしてローブ・デコルテというものがなくて、和製フランス語なのかな?

 

 

植田いつ子先生は、1976年にローブ・デコルテを作れる方を美智子様が探していたところ、装苑の編集長と越水金治氏のご紹介で御用達デザイナーとなったそうです。

ウェディングドレスは、クリスチャン・ディオールというおしゃれな美智子さまでいらっしゃるので、もしかしたら今のローブ・デコルテの現在スタイルを日本で確立されたのかもしれません。

※美智子様がご成婚のときは、日本でウェディングドレスをつくれるデザイナーがいなかったし、縫製やパターンの技術もいまいちだったのです。

 

ローブ・デコルテの起源、デザイナー名はわからなかったけど、上質なシルクジャカードの生地でのお誂え、本物のティアラ、美しい所作など、とても優雅なドレスをたくさんみせて頂きました。

 

ドレス屋のおばさんは、カレンダーが一枚かわったくらいの感覚で何も変化のない日常でした。

平成最後の日のお食事は、家族で焼肉、令和最初のお食事はおひとりさまケンタッキーです。(笑)

新しい元号にかわって思うことは、いつもペースで素敵なドレスを作り続けることができたらいいな!って、ことくらいです。

 

トホホなドレス屋さんのブログ、今後ともよろしくお願いします。

 

ブランシュネージュ代官山 松藤ゆきよ