花嫁の皆様、花嫁のママさま

 

今日は、大人花嫁さま、帰国女子花嫁さまに大人気のヴェラウォンのお話をしますね。

 

何を隠そうとも、ドレス屋のおばさんは90年代から彼女をリスペクト。

彼女が2000年にだした本を知人に頂いて、ボロボロになるまで読みました。

 

元々、裕福なお嬢様でヴォーグのエディターを経て、2年間ラルフローレンのアクセサリーのデザインをして、ご自分の結婚を機会にドレスショップをはじめます。

1989年にナビサイトのCEOのアーサー・ベッカーと結婚されます。

自分が着たいウェディングドレスがなかったので、自分でデザイン画を書いて、仕立屋さんに10000ドルを払ってつくらせたのがウェディングドレスデザイナーになるきっかけだったそうです。

40歳で結婚をしたリアル大人花嫁さんだったのですね。

それから、彼女は父親に出資してもらって、アッパーサイドイーストにある5つ星ホテルのカーライルホテルでドレスショップを出店するのです。

 

厚かましくも、25歳のときに家族にお金をだしてもらってドレス屋さんとはじめた私とちょっと似ている経歴です。

80年代はお姫様ゴージャスドレスが主流で、シンプルなシルクのドレスがお好みだったのだと思います。

日本もアメリカも化繊のゴテゴテしたへんちくりんなドレスが多かったのです。

 

結婚したときの40歳のヴィラウォン。

ご主人はジューイッシュだから、キッパを被っていらっしゃる。

男性は結婚式やお祝い事、シナゴーグに入るときは必ず着用しないといけないのです。

 

 

90年代後半、ヴェラウォンのウェディングドレス。

ダッチェスシルクサテンのフレンチスリーブのシンプルなAライン。

ブラネでもこんな感じのドレスをたくさんお仕立てしました。

 

ちょっと、違うのはヴェール。

ブラネの花嫁さんはオープン以来、ソルティスのヴェールでお嫁入りして頂いています。

 

 

日本人のカップルにもドレスをお仕立てしていますね。 

紋付袴とウェディングドレスもなかなかマッチしています。おしゃれさんのカップル。

 

 

パパとヴァージンロードを歩くシーンですね。

やっぱり、一番泣けちゃうところ。

 

 

網タイツをプレゼントしているのは、この本の影響なのです。

ホワイトの網タイツはお上品なのです。

シルクの生地巻きのパンプスとホワイト編タイツは素敵!

 

 

ちゃんと、トワルをつくっていますね。

デザイン画もわかりやすいし、さすがです。

 

 

レトラテープでバストライン、ウェストラインを決めていますね。

トワルチェックの後のシーチングの画像

実際、ブラネの花嫁さんは、オーダーメイドの場合はこの作業をしています。

 

 

アメリカのウェディングドレスって、コサージュがいまいちなのが多いけど・・・

さすが、パリに留学されたいたので、フランス式のコサージュです。

 

 

2WAYのマーメイドのスカートのトワル

きれいなパターンです。

 

 

厚地のダッチェスシルクサテンだと思われます。

シンプルなデザインには、ぴったりの素材。

 

 

突然、下手なデザイン画で失礼します!

今日、花嫁さんのために書いたデザイン画。

マーメイドはトワルをつくるとバランスがぴったりになります。

 

レースのブラウスを着て2WAY

6分袖とかもよいかも。

ソルティスのレースとヴェールは必須なのです。

 

 

32匁のダッチェスサテンとソルティスのキャサリン妃レース

最近のお気に入りパターン。

こちらの生地でお仕立てすると素敵だとご提案をしてみようと思うのです。

 

 

ヴェラウォンは、どうして離婚しちゃったのかしら???

投資家のお金持ちのご主人も金銭的にもいろいろサポートしてくれていたのに・・・

ヴァニティフェアのゴシップ情報によると、若いフィギュアスケートの選手とお付き合いして、貢いじゃったらしい。

お嬢様だから、はじけちゃったのかしら???

 

ウェディングドレスのオーダーメイド、コティーの香水、フイギュアスケートの衣裳とかの作品は素敵なのだけど・・・・

デイビッドブライダル600ドルからのお安いライセンスのヴェラウォンホワイト、コールズの量販用のシンプリーヴェラのライセンス契約は、ちょっと残念。

 

ヴェラウォンは、アメリカのフラッグショップが激減して、中国、韓国、日本へシフトしているのも残念なところ。

アメリカの富裕層だけのウェディングドレスのほうがよかったのに・・・

一番最初にお取引をしたのが伊勢丹だったけど、今では遠藤ハツコ、トリート、ツカダホールディングス、タカミと増やしすぎ?

 

最近チュール素材が多いから、昔みたいにシルクの素材も使ってほしいのです。

伊勢丹に入る前に、NYでシルクのシンプルなドレスをつくるデザイナーさんがいるという情報を生地屋さんからゲットしてから、ずっとファンなのに・・・・

彼女はレンタルを嫌っていて販売しかやっていないのに、日本ではセカンドオーナー、サードオーナーまでいたり、契約もないドレスショップがレンタルをしているのが悲しい。(涙)

 

ボロボロになるまで熟読したのは、マーサスチュアートのヴェラウォンの本。

みてみたい花嫁さんがいらしたらぜひ!

 

上手ではないのですが、デザイン画と見積をお送りしています。

メールでお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

blanchen@chive.ocn.ne.jp

 

ブランシュネージュ代官山 松藤ゆきよ