花嫁の皆さま、花嫁のママさま
最近、よく聞かれるのはウェディングドレスの相場。
はじめでだし、どのくらいのご予算になるのかは想像できないのは当たり前。
うちにいらっしゃる帰国子女のお嬢様たちは、いつも困惑しています。
というのは、欧州、欧米はウェディングドレスのレンタルはないので、すべて販売。
もちろん、お手軽なプレタポルテ(既製服)のウェディングドレスから高級メゾン(オートクチュール)のお店まであって、だいたいのお値段は検討がついていらっしゃる。
日本だとお値段がでていないし、販売かレンタルなのか分からないし、オーダーレンタル、ファーストレンタルなど、いろいろあるし、正確なお値段がでていないので困惑するのは当然だと思います。
口コミサイトは有料で連載なので、悪い口コミは削除されているから本当のところが
分からないのは当然。
会場の御見積も最低の金額を表記されているので、どれだけ上がるかは未定のようです。
去年のセンセーショナルな私の出来事は、デイビッドブライダルの破綻。
現在は民事再生中で、4億5000万ドル(日本円だと500億くらい)の債権放棄をしてもらって、会社を再建中。
徹底したカスタマーサービス、新しいプランニングツール、低価格のまま徹底するそうです。
アメリカって、いつも関心するのは、カタログの撮影もそうだけど、インターネット広告、
雑誌媒体、PRがとても上手。
破綻後の新しいCMは、今までの伝統的なトラディショナルなのではなくて、新しい市場に向けてだそうです。同姓婚花嫁キャンペーン中です。
新しいデイビットブライダルの30秒CM
破綻の理由は、ブライダル市場のカジュアル化だそうです。
3人に1人がデイビッドブライダルでウェディングドレスを購入するのですが、3人に1人が600ドル以下(日本円で61000円くらい)のお安いドレスを選ぶそうなのです。
便利でお安い結婚式のウォールマート。
アメリカ人のウェディングドレスの平均購入額が、1200ドルくらいだそうです。
ホテルでパーティをするのが減ってきていて、倉庫みたいなところや、自然の中、公共の歴史的な施設でパーティをするようなのです。
そのため、伝統的なフォーマルウェディングドレスを避ける傾向にあるようです。
スワロフスキーのビージング、長いトレーン、刺繍がたくさんはいったゴージャスなドレスにティアラというスタイルが流行遅れで、トレンドに合っていなかったのが破綻の原因と、言われています。
えっ~!!!!!
日本の口コミサイトの人気ドレスベストテンは、某レンタルショップがほぼ上位にランクインされています。
関西系のバブルの頃からのド定番のド派手なウェディングドレスなのに・・・・
David's Bridal HP
コンテンツが充実しているし、無料のプランニングツールも使えるし、カスタマーへのオンラインサービスがすごい。
お安いし、アフターケアも充実。経営難になった理由が理由がわからない!!!
たぶん、2012年にデイビッドブライダルを買収したエクイティファンドも10億ドル(日本円にすると約1100億円)で購入したことを後悔しているはず。
その後、売上げは30%ダウン。
デイビットブライダルの会長は、ディズニーからヘッドハントされた元GAPのCEOポール・プレスラー氏で、とてもお仕事ができる方だし、マーケティングのトップの女性もお仕事がきるのに、どうしてうまくいかないのかしら????
MBAを取得している高学歴の経営陣なのに・・・・
デイビットブライダルのドレスが、低価格の割にはよくてきている理由は、工場のラインが整っているからです。
デイビッドドレスのドレスとジョイントベンチャーでいっしょに仕事をしている会社は香港にある縫製工場。
イスラエル人のチェアマンは、仕事ができる頭のよい働き者でした。
ユダヤ人は働き者で頭がいいのは、絶対に本当だと思います。
プロノビアスの縫製もこちらので引き受けています。
香港から近い中国の深せんは、経済特区になっている中国のシリコンバレー。
トランプが激怒しているファーウェイの本社もあるし、AIの車の自動運転、通信の会社がたくさんあります。
深せんの縫製工場に通っていた頃は、驚きの連続。
とっても進化していて、日本の縫製工場は完全に過去のものになっていました。
一帯一路計画で、ミャンマー、スリランカ、インドに縫製工場ができていて、深せんはサンプルをつくる工場だけなのですが、500人くらいの従業員が働いていました。
工場の中に、ファッションショーができるブース、ショールーム、撮影スタジオ、従業員の食堂も完備されて完璧。
イスラエル人のチェアマンは、日本での展開を考えていたようだけど断念してトルコにお店を広げて大成功をしています。
日本は先進国なのに、どうしてドレスがレンタルで高額なのに文句を言わないのか、持ち込み料の話になると、マフイアが経営しているのか(笑)、などなど、説明すればするほど、驚いていたのを思い出します。
フランス人のプロニプシアのマッセ社長も、持ち込み料、会場の提携店、パック料金設定などは呆れていますが、それよりも日本の花嫁さんの心配をしていて、何とかならないのかと聞いてくれますが・・・・
25年間この件については、摸索中なので答えようがありません。(涙)
持ち込み料等に関しては、なんともならないケースが多々あります。
とにかく、日本は特殊なブライダル市場で、帰国子女のお嬢様たちが困惑をするのも無理がないと思われます。
「戦後のニュービジネスで、もう70年もレンタル市場が続いているから日本独特の文化になりつつあるの。」と、とりあえずは説明はしますが、合理的な考え方ができるお嬢様たちには理解不能のようです。
現在の若いお譲様たちはスタイルもよく、お顔も小さくなり、パリジェンヌに負けないくらいかわいいし、素敵になっています。
手足も長く、腰位置も高いから、お直しなしでプロニプシアのインポートドレスもお召しになれています。
ちょっと、リタッチしてあげると完璧に着こなしてくださるので問題なし。
インポートドレスは日本人の体型に合わないと言われていますが、アメリカ人やフランス人も身体に特徴にある人がたくさんいるから同じだと思います。
ちょうど、ドレスをお探しのお嬢様が多いこの時期、日本の女の子はパリジェンヌにも劣らないくらいかわいいので、自信を持ってドレスを選んでくださいね。
PRONUPTIA PARIS
プロニプシアの日本語HPができました。
フランスを代表する老舗のウェディングドレスメーカー プロニプシアパリ
ブランシュボヤージュ
私の主催しているフランス&モナコ挙式のコーディネート。
セレブ御用達カメラマン、アルモンのフォトウェディングが好評です。
ロリスくんの南フランスフォトウェディング&コンシェルジュサービスもあります。
ブランシュネージュ
シルクをフランスのソルティスのリバーレースを使用した、オーダーメイドの仮縫い(トワルチェック)をするウェディングドレス お小物もすべて新品でついています。
ブランシュネージュ代官山 松藤ゆきよ