私の家からは、空がよく見えます。
南側には、大きな本屋普請の家が有って、遠くまでは、見渡せません。
でも、東側には道路が有り、遠くまで、高い所まで、よく見えるのです。
だから、そんな空を眺めていると、季節の移ろいが、手に取る様に分かります。
すっきりと晴れ渡った空。
箒で掃いた様な筋状の雲が有ったり、にょきにょきと天高くまで届きそうな入道雲の日やら、鱗雲の浮かぶ空。 鈍より暗く重い空。
色んな季節の表情を見せてくれる空と雲。
そんな表情の変化を、観測する訳でもなく、ただただ、ぼんやりと眺めては、楽しんでいる私です。
今日は、風が強くて、薄い雲が南から北へと、忙しそうに流れて行きますが、きっと、これが、春の調べと言う奴かも知れませんね。