
夏なので、ちょっと怖い話でもいいですか。
あ、幽霊系ではないので安心してください。
これは、私の叔母の話です。
もう40年以上前の話。
当時まだ若く独身だった叔母は、親と一緒に一軒家に住んでいました。
1階の和室が叔母の部屋でした。
和室でしたので窓にカーテンはありませんでしたが、窓ガラスの内側に障子窓がついていました。
昔ですので、エアコンはありません。
1階でも夏の夜は、窓を開けて寝ていました。
ある日の朝、いつものように起きて窓の方を見た時、いつもと違うことに気が付きました。
障子に小さな穴が空いていたのです。
…と、いう話を
私は祖母(叔母の母)に聞きました。
おそらく、叔母が寝ている間に誰かが窓の網戸を開け、障子に穴を空けて覗いていたのではないか、と。
私はその話を聞いて
「部屋の中に入ってこられなくて良かった」
と、心底思いました。
当時の叔母の髪型はショートカットでしたので、男性が寝ていると思われて部屋に入られなかったのか。
覗くだけで部屋に入る気はなかったのか。
とにかく、叔母に何もなくて良かった、無事で良かった、と思いました。

叔母はその後、結婚して実家を離れました。
そして、
叔母の兄である私の父が親と同居をはじめ、結婚し子ども(私)が生まれ、成長した私には1人部屋が与えられました。
そう、元叔母の部屋であった1階の和室です。
…だからさ、
祖母からその話を聞いていたからさ、怖くて。
そういえば、
私がその部屋に住んでいた時も部屋にエアコンはなかったんだけども、絶対、夜に窓を開けたまま寝るなんてことはしなかったよね。
まあさすがに、私が若い頃(それでも20年以上前…!)には既に防犯意識も高まってきていたので、叔母の話を聞いてなかったとしても窓を開けては寝ないけど。
…ということで以上です。
どうですか、あんまり怖くなかったですか。
じゃあ、次の話はどうでしょうか…。
(↓次の話)
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