おじさんの暇つぶしに付き合わされた話 | 心配症お母さんの平々凡々日記

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思いついた時に思いついたことを思いついたままに書いている、とっちらかったブログ。
「昔は良くなかった」とぼやくこと多しアラフォー。



もう10年くらい前の話です。


私はまだ精神科に定期的に通っていましたが、

処方されている薬は漢方薬だけ、

ほぼ普通の生活を送れるようになっていました。


それで、リハビリにとバイトを始めることにしたのです。


急にフルタイムの仕事は自信がないので、

週3日、1日5時間程度の仕事を探していました。


ハローワークに載っていた求人に

私の希望と合致する仕事があったので、

さっそく応募しました。


その求人は、

とあるコミュニティーホールでの仕事で、

その施設内の行事やイベントのポスター、パンフレット、チラシなどを印刷して貼り替えたり交換する仕事でした。


そのコミュニティーホールは市の関連施設で、

市に委託された会社が運営しているのですが、

おそらく天下り団体なんだろうなー、という感じです。


ハローワークを通じて応募すると、

すぐ面接日が決まりまして、

私もバイトながらスーツを着て履歴書を持って挑みました。


面接はコミュニティーホール内にある事務所で行われ、

面接官は60代くらいのおじさんと30代くらいの女性でした。


面談開始早々に、

面接官のおじさんから言われました。


「せっかく応募してきてもらって悪いんだけど、

この求人って、君みたいな若い女性じゃなくて、

定年退職したおじさんとかそういう人を雇おうと思って出してる求人なのね。


ハローワークには、男性希望とかそういう条件を出すのは禁止されているから書けないんだけど。


仕事も簡単な仕事だし、時間に余裕がある人が暇つぶしぐらいな気持ちでやる仕事なの。


給料だって少ないし、君この仕事じゃ生活していけないよ、なんで応募したの?」


もうこの時点で採用される見込みがないことはわかったので、

「他にもバイトをしていてダブルワークしようと思って」

と適当に答えました。


すると、おじさんは、

「そうなんだ、じゃあ他の仕事探した方がいいね」

と言った後、隣の女性に

「ハローワークに不採用っていつまでに言わなきゃいけないんだっけ?

もう早めに、すぐハローワークに連絡してあげて」

と、親切にも言ってくれました。


私はそこでもう帰りたかったのですが、

おじさんは、まだ面接終わりとは言ってくれません。


私の履歴書をじろじろと見て、

「あの辺りに住んでいるんだね、ここら辺にはよく来るの?」

とか、

「へー、君大学出てるの? 何専攻してたの?」

とか、根掘り葉掘り質問し始めました。


長い質問攻めの終盤には、

「君、趣味が音楽鑑賞って書いてるけど、どんな音楽が好きなの?

ここでちょっと歌ってみて」

などと言われる始末。


ここで?

事務所に仕事中の人がたくさんいる中で?

なんで???


完全に、おっさんの暇つぶしに付き合わされました。


よっぽど暇なんですね。


採用されないのがわかっているのに、

なんで愛想をふりまかなきゃならんのだ、

と、だんだん表情も口数も無くなってきている私に気づいたのか、

もう1人の面接官の女性が「そろそろ…」と促してくれ、

やっと面接から解放されました。


ホント無駄な時間だった。


こんなことなら、

面接する前に不採用にしてほしかった。




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時間がもったいなかったこと

 

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