知床半島をあとにして野付半島へ…
途中、心配した通り晴れたり曇ったり、雨が降ったりといそがしい天気で、やっと野付半島へつきました。
日没の時間もせまっていたので、とりあえずトドワラを目指します。
この靄の感じでは、国後島は見えないでしょうね。
おや、視線の片隅に何かが…
棒杭の上に何かが有ります。
何やらトーテムポールのような感じで棒の上に乗っかっています。
誰かがふざけて、鳥の置物を置いたのかと思ったのですが、もしやと思い急いで車を停め、カメラ片手に近づいて見ると…
あ、鳥です。
トンビでしょうか?
それにしては顔つきが…
体もごついような…
色も少し違うような…
もしかしてあの…
と思っていると、急に翼を大きく広げ…
あ、飛んで行ってしまうのかぁ~
と思ったら、まるで見せつけるかの様に白い尾羽をこちらに向けて、反対を向いただけでした。
オジロワシです!!
つ、ついに会う事が出来ました。
何回かシャッターボタンを押し、そのあいだ悠然とたたずんでいましたが、急に…
翼を広げ飛び立ってしまいました。
靄の立ちこめる海の上を、悠然と飛び去って行きます。
ヒグマには会う事はできませんでしたが、オジロワシに会う事が出来ました。
(写真にも収める事が出来ましたしね)
でもこれって、もの凄い偶然だったのですね。
漫然とオジロワシに会いたい、とか思っていたのですが、帰って来てから分かったのですが、オジロワシは渡り鳥で、白鳥などと同じく冬の鳥なのだそうです。
ただ稀にこの地に留鳥となって夏をこす個体もいるのだとか…
であれば、なおさらラッキーでしたね。
幸運のオジロワシです。
本来であれば、いないはずの季節に出会えたのですから…