もともとジャンクで手に入れたギターなので
欠損部品が数多くあります。
色々と調達したパーツを紹介したいと思います。
まずはペグ。
中華製のロック付きにしてみました。
チェックしてみると、1個ロックのねじが甘くまともには使えなさそう・・
多少のリスクは承知の上で購入しているので何とか頑張って使います。
ポールピースとブリッジはGOTO製のアルミのものを新古品で見つけました。
合わせてみるとサイズもねじ径もぴったり
コントロールノブはオクにてSG1000~SG3000用として販売されていた
補修用パーツ新品を購入。
エスカッションはレスポール曲面用を購入。
ただピックアップ取付穴の数が合いません。
新たに穴を開け、余分な穴は半田ごてで埋めます。
ピックアップは配線がもろくなっているので、根元から交換し、インシュロックタイでアース部分と抱き合わせて補強。
リア側は、DiMarzioのものに交換されていたのですが、改めてテスターを当ててみたらなんと片側のコイルが内部で切れていることが判明ww。どうしようもないので、オクにて物色。同80年代のYAMAHAでアルニコマグネットのものを発見。迷わず購入。抵抗値も大差ないようなので音量的にもバランス良さそう。
ポット、スイッチ、コネクターは古い配線や半田を綺麗に除去。
配線は全取り替え。
BELDENの単線を使ってみます。
セレクタースイッチと出力コネクタはそのまま使えそう。
コンデンサーはフィルムタイプのようです。
223K50と書いてあります。
最初の3桁が容量を表し、22×10の3乗=22000pf(ピコファラド)=0.022uF(マイクロファラド)となります。一般的なハムバッキング用と同等です。
Kは許容差を表し、±10%ですのでまぁ普通。電子回路ではあまり良いとは言えませんが楽器用では充分。
最後の50は耐電圧が50Vであることを表しています。
コンデンサーは高い周波数を通す性質を持っています。
その性質を利用してハイパスフィルターを組んでいるわけです。
ピックアップからの信号を分岐してトーンコントロールの可変抵抗を介してコンデンサーを通しグランドに落とします。
トーンボリウムを絞るとコンデンサーで通した高音がグランドへ落ちてしまうのでこもった音になると言う事になります。
コンデンサーの容量を増やすとハイパスフィルターの周波数が下がり、トーンのかかりが強くなります。
シングルPUでは0.047uFが一般的です。
スイッチで数種切り替えにしてもおもしろいかもしれませんね。
ちなみにコンデンサーを組み合わせて容量を増やしたいときには並列接続にします。(C=C1+C2)
抵抗などのように直列にすると逆数になり容量は減りますので注意が必要です。(1/C=1/C1+1/C2)
フィルムコンデンサーは滅多なことでは容量抜けなど起こしませんが、なにせ35年前のものですのでオリジナルは取っておくとして今回は安定感に定評のあるオレンジドロップに交換してみます。
半田は楽器用のKester #44を小分けで購入。ここまで必要かww
VOLとTONE用のポット(可変抵抗器)ですが、バイサウンドシステムもないので普通の可変抵抗に見えます。
普通のものであればどこでも手に入りますので交換しようかと思います。
抵抗値を計るとVOL用は500kΩ、TONE用は300kΩでした。
変化のし具合によって一般的にはABCD型があります。
正比例に変化するものがB型とします。
テスターで変化量を調べましたが、①②と②③では変化のカーブが大きく異なっている気がします。
①②ではB型、②③ではD型という感じです。
もしそうであれば一般では手に入りません。
勘違いかもしれませんが、今回はクリーニングしてオリジナルを使うことにしました。
クリーニングには接点クリーナー(接点復活剤など)を使いました。
ポットのノブを付けるギザギザもインチとミリがあるので要注意。
それぞれの規格が異なるとノブがスムーズにはいりません。
SGはミリ規格でした。
ギター用として売っているものはインチ規格が多いです。
ここで一旦、磨きもかけます。
まずは裏から。
水研ぎペーパーの800,1000を使いました。
その後、車用のコンパウンド2種類でバフをかけます。
ネックの補修跡もほとんど分からなくなりました。v(。・ω・。)ィェィ♪
表面は水研ぎペーパー800から2000まで使います。
つるっつるにしたいのですが、下地を出してしまうのが怖いので梨肌程度で我慢します。
ブィーン
今回はパーツのうんちくで終わってしまった感満載ですがヽ(;´ω`)ノ
次回はパーツを組んでいよいよ完成です。
㌦ァァァァヽ(o`Д´o)ノァァァァ!!
つづく
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