正しい、エチュードのやり方。 | 相原幸典のブログ 優秀なる表現者への道

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愛の告白と別れ話、どっちが緊張する? ブログネタ:愛の告白と別れ話、どっちが緊張する? 参加中

私は愛の告白 派!

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愛の告白と別れ話、どっちが緊張する?
  • 愛の告白
  • 別れ話

気になる投票結果は!?

↑離婚を2回経験しているのでw


別れ話は相当きわどいことまで、なれてます。ディープな別れ話も経験済み。


やはり、別れ話は、結果が見えてるから、緊張しないっしょ。


どっちに転ぶかわからない、愛の告白の方が、緊張するはず。




さて、昨日の夜から、体調が思わしくない。


汗が出る、下痢、熱っぽい。


もう、明らかに風邪ですよね。


インフルエンザの注射を打ってあるので、大丈夫とタカをくくってましたが、


うーん、あかんかな。



と、冷蔵庫の中をみたら、前回の風邪薬が!!!!


友人の医者に電話したところ、保管期日と、保管場所から見て、大丈夫とのこと。



で、飲みました。



おおおおおお!すっきり、さわやか。


寝汗はかいたが、完全復活。



薬は、やっぱり、薬。


助けていただきました。





ほんじゃ、正しいエチュードのやり方。




本来、エチュードとは字のごとく、「練習」です。



では、何の練習なのか?



「相手の、台詞や、台本に書かれている関係性の変化を読み取るため」


の練習です。



アドリブがすべてなので、間違いやすいのは、



「次から次へとアドリブが出る」


「展開が上手く出来た」



等、全く間違えた結果を求めるのが横行していて、


そんなことが上手くなっても、芝居は上手くなりませんと教えたくなる。



どこかの深夜番組で、釣瓶(字が間違ってるかな)師匠がやっている番組で、


師匠が行っているのは、


何を言おうかと言うことではない。エチュードの天才と言えるかもしれない。



師匠がやっているのは、



「相手のセリフをどれだけ聞いて、関係性を具現化できるか」



と言うことだ。



そう!


エチュードとは、まさに、そうあるべきで、


それこそ、芝居が上手くなる方法なのだ。一番即効性があるのは、「受け芝居」についてだ。




柔道と同じく、相手の台詞や、仕掛けを、自分なりに受け身をとり、投げられる。または投げる。




それが大切なのだ。



では、整理しておこう。



エチュードの正しいやり方



①設定を認識して、相手の出方をみる。


②相手が何も言ってこなかったら、「ぼんやりとしたことを言ってみる」


例えば、「そうなんだ・・・」とか「やっぱり・・・」とか「どうして?」とか。



③すると、どちらかが、前に進めようと思う。


④進んだ方向に向かって、「ゆっくり進む」


ゆっくりと言うのがポイントだ。何故か焦って、漫才でもあるまいし、しゃべり倒す人がいるが、


へたくそだ。演技の勉強にもならない。


⑤相手のセリフから、何かをもらう。


「そうなんだ・・・」と言われたら、何が、そうなんだろう?と考える。で、思いつかなければ「まったくね・・・」


と返せばいい。相手が考えてくれる。これは信頼感だ。相手に、「どうしたいの?」と振ってみる。


⑥困ったら、質問しなさい。



質問すると、相手は必ず何かを返さなければならない。「どうして?」と聞けば、


「だって・・・○○○じゃない」と返さなくてはいけないからだ。(高級手段としては、「どうしてって?」と聞き返す手もある)


⑦設定で表現したいことをぼんやりとお互いがもつことによって、相手の意図することを探り合う。


その時、関係性が徐々に暴かれる。


⑧自分勝手に、しゃべりとおして、プロットを組み立てない。


エチュードでは、「自然と」そうなるものだ。自分が組み立てた筋道に、相手を誘導できるほどの技術があればいのだが、「練習」なのだから、


自然と流れていく筋道が良い。自分も自由なら、相手も自由(何度となく言っているが)なのだから、


どこかで、融合しなければならない。


⑨演じている最中に、怖くてもいいから、キーワードを探す。


魔が怖い人は、この「キーワードを探す」ことをしないで、しゃべり倒す。実際、考えている間が、2,3秒あっても、10秒あっても、キーワードを探すこと。探し当てたら、キーワードをどう表現すれば面白いか、考える。



演じながら考える。間がもたなかったら、「・・・そういうことか」とか「どうしても?」と質問をするか、質問をしたくなることをちりばめる。


⑩落ちをどうすればいいか考える時に、役立つこと。


それは、反対のことを考える。


鍵がテーマなら、「開ける」→「閉める」


部屋がテーマなら「ここは私の部屋」→「部屋じゃなかったら」


友情がテーマなら「友情が深まる」→「友情の終焉」



といった具合に・・・。





参考までに、笑いの要素を書いておく。



Ⅰ 緊張から、解放された時(泥棒がおならしたりw)


Ⅱ ああそうか、と納得した時(安心の笑い)


Ⅲ 意外性(想像もしてなかったこと)これは、⑩を参考に。


Ⅳ 繰り返し。これはキーワードを見つけて、おちに利用する。


  夢がテーマだったら、夢について語りつくして、最後の落ちは、「そんなこと夢にも思わなかったよ」かなw


Ⅴ タイムラグ


  時間のずれを利用する。芝居には、共通の時間軸がある。そのずれを利用するのだ。


  みんなが分かっていることを、分からないようにもっていき、最後に分かってあげる。



ま、こんなところだw



結構、有料ネタだw



ほんじゃ、また。


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