🔷 絵本の感想 🔷

【 死んだかいぞく 】

◆いつも威張っていたかいぞくは
三日月の夜、腹を刺されて死んだ
酔っ払っていたから
簡単に海に捨てられた
出会う海の生物に
自分らしさを奪われながら
ゆっくり海の底に沈んでゆく……

◆自分らしさを亡くしながら
沈んでゆくのは
何だか自分のことのようです
最後は骨になって海底に沈んで
珊瑚になる海賊
ちょっと泣きそうです

自分らしさってなんだろね……
……
首に巻いた赤いスカーフの色が
深く、儚くなるのが印象に残っています……