君と、はじめて 4 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はお気をつけくださいませ




















「だってさ」


「わ」


部屋に入るなり、俺は玄関先で突っ立ったままの大野さんの背中にぶつかった。


「俺…も、だめだもん…こんな酔ってたら…」


いきなり、大野さんが抱きついて来て俺は玄関のドアに押し付けられた。


「は?何がだめ…ぁ…」


気付いた時には、大野さんの唇が俺の唇を塞いでいた。


「んっ…」


「ちゅー…しちゃいそ…」


『もうしてるじゃん!』と俺は内心叫んだ。手首は両方とも玄関のドアに押し付けられており、脚の間には大野さんの膝が割り入られていた。


なによりも、大野さんの柔らかい唇と、見る間に浸入してくる熱い  舌  の  感  触  にくらりとなった。


「…っ…ふ…」



あ…だめだ…



気持ち…いい…



自分からも絡めると、大野さんにきつく吸われて。ふ、とどちらのものともつかない熱い吐息が唇に触れて体の温度がどんどん上がる。



だめだよ…

 

だって、俺は…



「にの…」


大野さんの俺を呼ぶ声は吐息とともに、俺の唇に消えて。熱く  ぬ  れる  舌  に絡め取られてもちっとも嫌ではなかった。こうしたかったんだよ、と誰かに、密かに告白したくなるような、そんな気持ちだった。



ああ、もういいや…



だって、俺は…



「大野さん…酔ってるでしょ」


「ん」


「もっと…したい?」


「したい…」


目を見て間髪入れずに言われると、どきん、と胸が鳴った。俺は、大野さんと唇を触れ合わせたまま、靴を脱いだ。


「大野さん…靴」


「ん…」


ちゅ、ちゅ、と途切れないキスをしながら、大野さんは俺の言葉に反応して靴を脱ぐ。


「…こっち」


俺はよろける大野さんを、寝室へいざなった。







恋はひとりでするもの。





愛はふたりでするもの。







…10年前の俺だって、そう言ってたよ。



だから、俺には責任がない、なんて言わない。





一番悪いのは…



この人だけど…ね…