君の瞳でつかまえて 40-1 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


今夜はお月様がめっちゃキレイでした(´∀`)
満月かな?




…で、妄想はまた非表示でしたー(^▽^;)

長すぎたかなあ…(x_x;)

教えてくださいましたy様、t様、そしてy様ありがとうございました!













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Side O







俺の自室に戻って、手  錠の鍵をカチ、と開けた瞬間、ニノの腕が俺の後頭部に回って、ぎゅっと抱き寄せられた。


「ニノ…」


名前を呼ぶ間ももどかしく、唇を合わせる。今度は、ニノもすぐに唇を開いて、俺を誘い出して深くか  らめた。


「っふ……ん、んっ…」


ニノは、今日の夕方、西国へ戻るトーマ王子の一行とともに、いっとき西国へ戻ることになった。


そのあと、こっちへ戻ってくることになっている。




…戻ってくる…はず…




「…ぁ…大野さ…っん…」


寝台に座った華奢な体を抱  き寄せて、ニノの口  内を貪るように、舌をから  ませていく。


もうすぐ、トーマ王子の一行を歓迎し、今後の両国の未来を語り合う懇親会が開かれる。


ニノはもちろんのこと、俺も出席が許された。



…けど…



俺は、ニノの体を傾けて、そっと寝台の上に横たえた。


「ニノ…」


ちゅっ…ちゅくっ…とかすかな水音を唇の間で立てながら、俺は手のひらをニノの首  筋へ滑らせた。


「ッ……ダメ……」


ニノが俺の手をつかんで抵  抗を示したけれど、俺は無視してさらに下へ、ユカタの襟からその中へ侵  入した。


「っは……ダメ…もうすぐ…懇親会…」


「ヤダ…」


俺の脳裏には、さきほど、西国へ一時戻る話をした後に、この部屋へ手  錠を外しに戻るときの光景が蘇っていた。



廊下へ出ようとするニノと俺を呼び止めた西国のマルという男が、ニノと言葉を交わした後、ニノをぎゅっと抱きしめた。


「ひとまず一緒に帰れるんやな…ニノ…」


「マル…くるし…」


ニノがうめいたら、マルはふっと目を細めて、力を緩めたけれど、名残惜しそうに体にふ  れたまま、ニノの髪を撫でた。


「ニノの好きやった…北地方で作ってる酒あるから、城で一緒に飲もうな?」


ニノは頰と耳を真っ赤にしたままでこくんと頷いた。



…ニノ…



…そんな赤くなっちまうのは…



マルとやらの馬鹿力で抱きしめられて、息ができなかったからだよな?



あいつの言葉に…照れてるから…じゃないと思いたい…






今、俺の体の下で、すでに熱く、甘い吐息を漏らすニノの耳は真っ赤で、今にもふれ  て、味わいたかった。