Where you are 2 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。









Side O








あらわになる白い肌に、目が勝手に吸い寄せられる。


「ね、どこでもいいから…俺にキスして?」


「どこでも?」


「どこでも」


俺は言われるがままニノに近づいて、ニノのさらさらの前髪をかき分けて額に口付けた。


「もっと…他も」


俺を見上げながらつぶやくニノの、まぶたや頰にキ  スを降らせてゆく。


「ニノ…」


唇に近づいたとき、ニノは俺の手首をぎゅっと握って自分の方へ引き寄せた。

即座に重なる、ふたりの唇。


「ん…んん…ぁ…」


誘ってくるニノに誘われて、俺も深く口付ける。ニノは唇を何度も触れ合わせながら、掴んだままの俺の手を、ベッドに座った自分の脚  の間にいざなった。


そこはもう、短パンの下でほんのりと主張を始めていて…


ニノは目を閉じて、俺の唇を、舌を、ゆっくり味わうように吸う。


「っ…来て…」


かすかな囁きがニノの唇から漏れて、俺は口付けを深く、強くしていった。


グンと、質量を増す、手のひらの中のニノ。


「っは…んん…」


ゆっくりと、目を開けながらニノは唇を離した。


「ね…俺の…どうなってる?」


「えと…臨戦態勢…」


俺がそこを見ながら言うと、ニノは恥ずかしそうに口元を結んで、目を伏せた。


「…ん…だよね…」


「ニノ…」


ニノは再び顔を上げて俺を見た。


「あなたのキスだけで…俺はこんななんの」


「ニノ…」


ニノは俺の手を、あらわになっている胸に持っていった。手のひらから、ニノの鼓動が伝わってくる。


「ドキドキしてるでしょ?」


頷くと、ニノはふふっと笑って言った。


「そばにいる、理由なんて…そんなもんでよくない?」


ニノははにかむように潤む目を細めた。


「あとね、あんま言わないけど…俺の体にキスしていいのは…あなただけって…俺は思ってんの」


ニノはまた、俺の手をその体の中心へ誘うように動かした。


「ね…わかったら…早く、俺の体…好きにして?」





ああ、やっぱ、どっちにしろ…かなわねぇじゃん。




ニノに激しく口付けてベ  ッドに押し  倒しながら、俺は頭の片隅でぼんやりと思った、気がした。