椿山課長の七日間 | ゆきねむ

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浅田次郎の「椿山課長の七日間」読みました。


西田敏行主演で映画化もされています。映画が公開された当時、浅田次郎原作だってことも知らなかったし、なんとなくオジサン、オバサン向け映画かなぁ~と思っていたので、スルーしました。


読んだ感想は面白かったです。良かったです。

ラストは切ないですが、ほんとに良かったです。


ストーリーは、デパート婦人服売り場の椿山課長が、バーゲンセール真っ最中に、突然死亡。死後の世界へ...
普通にしておけば、極楽浄土できるのに、納得できずに、現世へ初七日までの間、別の姿で戻る選択を.して、現世に戻って、すったもんだする話です。椿山課長と時を同じくして、ヤクザの親分と、交通事故で死んだ子供も現世へ戻ります。全く面識のなかった3人の人生は、現世で、交錯していることが、読み薦めていくとわかってきます。


椿山課長のお父さんが特にいいです。定年前の仕事は役人だったのですが、こんな役人ばっかりだったら、公務員バッシングなんておこらないのになぁ~と思いました。すごーくすごーく素晴らしい人なのです。

そして、椿山課長の息子もいいです。子供とは思えないよく出来た子です。


映画も観てみたくなりました。

椿山課長は、チビ・デブ・ハゲで、いけてない中年親父なんですが、現世に戻った姿は、スタイル抜群の美人になります。映画では、伊藤美咲が演じてます。読み進めるときもそのイメージで読んでました。原作では、蘇える時は、姿かたちは現世の自分と対照的なものになるけど年齢はそのままという設定でしたが、映画は、年齢違う感じですね。まあ、西田敏之と同い年の女性だと、コントラストに欠けるからかな~


とても人情深い、ちょっと、うるっとする本当に良い話です。是非、いろんな方に読んで欲しいです。

浅田次郎いいですね~


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