日本人は、つつましやかで控え目、へりくだることが美しいとされています。

謙譲語という言葉もあるくらいです。

謙遜するって、そういうことですよね。

確かに、その対極にある不遜な態度や高慢さは嫌われる傾向にありますし、場合によっては大切なこともあります。

 

でも、例えば…

有名な画家が褒められた時に謙遜して…

「私が書くものなど、あなたたちが書くものにはかないませんよ。」

と言ったとします。

聞いたほぼ全員は…

「いやいや、そんなバカな!」と思うでしょう?

そう、(多分)事実では無いし、この謙遜は好感度を下げると思うんです。

 

ここで皆さんに気付いていただきたいのは、

”謙遜”と”謙虚”を間違えないでいただきたい、ということなんです。

 

先ほど挙げた例でいくと、褒められた画家が謙虚であれば…

「ありがとうございます。これからも精進します。」

などの言葉が出るはずなんです。

 

謙遜と謙虚の違い、お解りになりましたか?

●謙遜は、自分で自分の能力や価値を下げて評価してしまうことに繋がるんです。

●謙虚は、相手の気持ちを素直に受け入れることなんです。

 

謙遜に慣れてしまうと、自分のプライドを抑え込んで、自分を他の人より下に位置付けることが当たり前になってしまいます。

そうなると、自分の行い全てを、自分よりも上手くできると思っている人に委ねることになってしまいますよね?

そして、他の人もそうあるべきだと望んでしまいます。

 

これは、何とも勿体ない人生に繋がると思いませんか?

 

自分がしたことや、センスなどを褒められた時は、謙虚にギフトとして素直に受け取ることが大事です。

すると更なる高みや広がりを自分で切り開いていく人生になります!

 

”謙遜”と”謙虚”、どうぞお間違いなく~~ヽ(^o^)丿

 

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