今日から春のお彼岸ですね。

春分の日を中心にして、前後3日間がお彼岸となります。

 

「彼岸」は、煩悩や迷いから脱した仏様の世界。あちら側、向こう岸です。

この世は「此岸」。

 

ご先祖様を崇め祭り、加護を祈る習慣です。

この習慣は、聖徳太子の時代にまで遡ります。長い歴史がありますね。

 

お彼岸は、仏壇を掃除して整え、お供物や供養花を供える。

お墓参りをして、お墓の掃除、お供物や供養花を供える。

この2つが子孫にできることです。

 

日頃からは、ご先祖様にお線香をたくさんあげるのが何よりのご供養。

仏さまは口から食べられないので、お線香の煙や香りが何よりの御馳走だとか…。

 

諸事情で、この期間にお墓参りができない方もいると思いますし、「先祖なんて!」と

思われる方もいると思います。

 

決して形では無いと思います。心の中でご先祖様に手を合わせるだけでも良いと思います。

 

どんな心情があっても、今自分が存在しているのはご先祖様からのご縁・お陰です。

自分の子孫を見守りたい、と思ってくださっているはず。

それを忘れてはいけないと思うのです。ともあれご先祖様への感謝の気持ちが大切!

 

因みに、江戸時代の上方(大阪)では、お盆に町民が歌ったり踊ったりしながら陽気に

大阪周辺の7つのお墓を巡る「大阪七墓巡り」が大流行したとか。

何とも不思議ですが、当時は肝試しとして、また若い男女のデートコースにもなっていた

そうです。いろいろなお参りがあるものです。

…お彼岸から外れてしまいました(汗)www

 

春のお彼岸、ご先祖様に感謝の気持ちをもって、今いる自分の存在を見直し、考えてみてはいかがでしょうか?