
子ども用の歯ブラシを買った。
かかりつけ歯科のクリーニングで貰うものが使いやすかったので、同じものを楽天で探し、いつもまとめ買いをしている。
20本で1,200円くらい。
その歯ブラシが、今回こんな包装で届いた。
商品管理上、裏向きでも見分けがつきやすいように工夫してあるのかもしれない。
この袋詰め、一体誰がしたんだろう。
なんか…
内職のニオイがする…
自分が内職するようになってから、こういうところも気になるようになった。買った商品の包装や袋詰め、どこのどなたがしたんだろうか、と。
こういうものは、内職かと思えば、意外とパート従業員が片手間にしてることもある。
たとえば私が昔勤めてた文具会社では、ボールペンの袋入れは社員の大事な仕事の一つだった。
中国から千本単位でどさっと届く、安いノベルティ用ボールペン。
あれは、日本で配布される時には、透明のフィルム袋に入っていることが多い。
けど、中国から商品が届いた段階では、フィルムに入ってないこともある。
この場合、数千本のボールペンと数千枚のフィルム袋とが別々に届く。
私を含む社内の人間がそれを一本ずつ、一生懸命袋に入れるのだ。
「納期が迫っているので、今日は午前中いっぱい使って袋詰めしてください!」
なんて指示が飛ぶ日もあり、そんな時は私も、当時のパート時給950円で4時間ずっと袋詰めをしていた。
袋詰めなんて、普通の内職なら1本1円にも満たないレベルだ。
1,000本入れてやっと500円いくかどうかっていう仕事を、私の場合はノルマ無しの時給制で同じ仕事ができた。
チマチマした作業が大好きなこともあり、この袋入れについても「なんて神仕事なんだろう!」と私は思っていたけれど、
事務所で椅子に座っているのが性に合わないという外回り営業マンは、たまの袋詰めを「地獄」だと言っていた。
終わりが見えない数を前に、ずっと座って指だけ動かすのキツい。外に出たい。運転したい。お客さんと話してる方がよっぽど楽しい……と。
私は対面営業が苦手なので、この感想にはびっくりした。
適材適所ってあるんだよなあ。
天職ってどこに転がってるか分からない。
私は自分で「事務仕事が一番好きだ」と思ってたけど、前職で一番快感を覚える仕事が実はこのボールペンの袋詰めだった。
二番目が、各種商品の包装。
三番目が、倉庫のダンボールを動かしたりとかいう軽作業。
だから今、この一番から三番までが定期的に程よく含まれる内職を自宅でしている私は、なんかもう、一日中ずーっと楽しい。
幸せな生活をさせてもらっている。
▶︎子供用歯ブラシ、これの「Ci33 Sやわらかめ」を買ってます。
▶︎私が愛用してる大人用ハブラシはこれです。
S(やわらかめ)を使ってます。
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