子を連れて、遠方の公園へ遊びに行った。

 

息子の友人が誘ってくれたからで、 往復の送迎はその子のママがしてくれることになった。

ぜひどうぞ!と言われて、そそくさと車に乗り込んだ図々しい私。

 

 

外出するときは必ず、本を持っていく。

活字多めか写真多めかは、読む場面次第で選ぶ本も変えている。

 

今回の公園は幼稚園の子も一緒で、その子と遊ぶ時間が多くなりそうだったから、集中しなくても読めそうな、全編フルカラーのマンガを持って行った。

 

 

現地にて合間合間にそれを流し読みしていたところ、様子を見たお友だちママにツッコまれてしまった。

 

「ゆきんこさん…

 そんな本読んでるんですか…?」 

 

 

私がそのとき手にしていたのが、マンガはマンガでもこんなマンガだったからだ。

 

 

 

 

えっ、ゆきんこさんどうしたの何かあった?

みたいなガチめのトーンで声をかけられ、私はハッとした。

 

これは、他のママの前であっけらかんと読む表紙ちゃうかった、と。

 

 

 

 

 

ツッコまれた途端モーレツに恥ずかしくなってしまい、大量の言い訳をした。

 

「いやさ、移動図書館で借りたんやけど、選べる本がほんまに少なかってん。毎週何冊も借りてたらもう読むものが無いねん。ほやからこういう本も貴重な一冊で…」

 

 

このママとは良い意味で、とてもサッパリした付き合いを続けている。

メインは子ども、 親はあくまでただの同行者。

 

会えば楽しく喋るけど、連絡先の交換もしていない。

それでも結構仲は良くて、彼女宅が中学受験を予定していることも私は知っている。

 

ただ、私の教育ママっぷりを相手様へ被露する機会はこれまでに無かった。

 

 

だから、 まさかゆきんこさんそういうの興味あるんですね!?って感じだったと思うのだが、興味があるというかこういうことしか考えてないみたいなところがある私

 

油断してたら急に素っ裸の自分を見られてしまったような気分で、心づもりもしていなかったからめちゃくちゃ恥ずかしかった。

 

今後、人前で読む本は「好み」だけじゃなく、もう少し「人目」も考えて選ぼうと思った…。

 

 

 

 

 

ちなみに本書、百ます計算で有名な陰山英男さんの監修である。

 

 

 

 

一応小学生向けの本だが、これ読んで「よーし!やるぞ!」と思えるような子には、多分そもそもこの本は必要ない。

 

親が読んで、よーし!と気合い入れるのに使うのがきっと良いだろう。



また私は、時間の使い方が下手くそな私自身のためにこれを読んだ。

ひとつのことに熱中し、他のことをする時間が無くなる傾向にあるから、なにか良い解決策はあるかなと思って。


「探し物は時間泥棒」など、大人にも耳が痛い話がいろいろ載っている。

 


 

陰山さんがが有名になったのは「百ます計算」だけのせいじゃない。

徹底した反復学習とともに、子どもたちの生活習慣の改善に取り組んだかららしい。

 

その結果の、子らの学力向上であったらそうだから、この本にも陰山さんの伝えたいことが詰まっているんじゃないかと思う。

説教臭さなく、小学生男子が喜びそうなギャグも満載で楽しい本だ。

 

ただし人前で読む際には充分気をつけてくれたまえ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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