ここのところ、コメント欄を閉じさせてもらっている。

 

内職の依頼をたくさん受けたからだ。

仲間と手分けして、毎日せっせと作業している。

 

マルチタスクが苦手な私、ブログにコメントがもらえると嬉しくてそちらばっかり見てしまうので、心を鬼にして閉じっぱなしにしているのだが…

 

読んでくれる方とのやりとりが一切ないというのはなんと淋しいもんだな…。

 

 

 

 

内職作業中はずっと、NHKラジオをつけている。

先日、そのラジオでショックなニュースを聞いた。

 

石川県輪島市の伝統工芸「輪島塗」が、今回発生した能登の地震により、壊滅的な被害を受けているらしいのだ。

うるしが使えなくなったり、設備が消失したりして、ほぼすべての輪島塗り職人が被害を受けている、と。

 

 

日本の重要無形文化財である輪島塗は、仕上げまでに120 以上の工程を経て作られているそうだ。

その作業は分業制なので、震災をきっかけにどこかの業者が廃業すると、もう品物が仕上げのゴールまで辿り着けない可能性もあるだろう。

 

 

 

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私自身、内職で、とある工芸品の制作に関わっている。

 

その工芸品も元々は分業制で生産されていた。

しかし、職人の高齢化や後継者不足により廃業する業者が増え、分業制が成りたたなくなった。

 

折角の技術を絶やしてはいけないと、残った職人たちが、廃業した職人たちに教えをこい、専門外だった作業も丸ごと自分で引き受けることで、どうにかこうにか生産を続けている。

 

 

 

 

 

そういう職人さんたちの現状を、私は内職を通じて直接この目で見ているので、輪島塗生産の再開目途が立っていないというニュースがとてもショックだった。

 

代々使ってきた、替えのきかない道具や資料なんかもきっとあったと思うが、そういうものも消えてしまったのかもしれない。

 

私も作業中に分からないところは、もう大昔に作られた工芸品の現物を直接見て、ここはこの角度か…なんてことを参考にさせてもらっている。

すっごく貴重な資料なわけだが、もしそれらが全部消えてしまったら…

 

輪島塗の職人さんやそれに関わる方々は、今どんなに悲しいだろう。
 

 

「輪島塗」なんてもう有名すぎて、 日本がある限り、輪島塗も未来永却存在するもんだと当たり前に思っていた。

 

貴重な技術が、どうにか後世へ繋がってくれますように。心から願っている。

 

 

 

 

 

 

 

  


 

 

 

 

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