
「幸」という漢字を、小学3年生の息子が学校で習ってきた。
息子は授業で学習するまで、「幸」の字と「辛」の字とがごちゃ混ぜになっていたらしい。
幸と辛との違いは、パッと見なら上部に土があるか無いかだなと思って、それをそのまま息子にも伝えた。
「幸せは、上に土があるね。辛には、土が無いね。」
はて、「幸」にはなんで「土」があるんだろう…
単純に気になって、家にあるこの本で調べてみた。
「となえてかく 漢字練習ノート」
この本には1年生版から6年生版までがあり、小学校で習うすべての漢字の成り立ちを知ることができる。
可愛いイラストを描いたのは、じゃあじゃあびりびりの絵本でお馴染みのまついのりこさんだ。
「幸」は、小学3年生版の一番最初のページに載っていた。
確認してびっくりである。
幸の上にある「土」は、
首が曲がって若死にする形を表しているらしい。
マジかよ…なんとなく息子に言えなかったよ…
土があるほうが走り回れて幸せそうだよねーって、適当にごまかしちゃったよ…
そして「幸」のうち、土の下の部分は、「逆らう」ことを意味する。
若死にに逆らう=長生きできて幸せ、みたいな感じだろうか。
「辛」の方はこの本に載っていないのでネットで調べたところ、入れ墨をするための針の形をそのまま絵にしたものだった。
調べるんじゃなかった。
でも、幸も辛も、エグ味の強い漢字だということはこれでよく分かった。
辛がエグいのは想像できるが幸もエグいとは。
実際の幸せというものも、もしかすると…。
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