
息子に突然声をかけられた。
「ねえねえお母さん。
○○のママって教育ママなんだよ」
え!?
誰のママが教育ママだって!?
肝心なところがよく聞こえなくてもう一度聞き返したら、教育ママなのは「悟飯のママ」 だった。
「悟飯」とはドラゴンボールのキャラクター、孫悟飯である。孫悟空の息子だ。
悟飯のママ=悟空の妻で、彼女の名は「チチ」という。
妻で母なのにチチとは新手の禅問答か?
私はドラゴンボールに詳しくないのだが、漫画のなかで悟飯の母となったチチは、ものすごい教育ママとして描かれているらしい。
最近ドラゴンボールにハマっている息子、ちょうどチチが勉強勉強と言っている場面を読んでいて、私に声をかけたようだった。
尚、漫画の中で「教育ママ」という具体的なワードを発したのは亀仙人である。
そんなことより、「教育ママ」というワードを知った息子の気持ちが大変気になって思わず聞いてしまった。
「ねえねえゆきん子くん。お母さん(私)って教育ママかな…?」
そしたら間髪を入れず答えがあった。
「お母さんは、絶対違うでしょ。笑」
良かった私が教育ママだってバレてなかった
隠れ教育ママの私、個人的には「マンガはどんどん読め派」だ。
特に不朽の名作的なやつ…ドラえもんやドラゴンボールなんかは、セリフが読者年齢に忖度していない。
6歳でも読む漫画なのに、難しい四字熟語なんかも平気で出てくるから、どんどん読め!と思っている。
さてドラゴンボールに熱中する息子が、 ある日登場キャラクターについてこんな仮説を立てていた。
ピッコロの仲間はみんな頭に細いツノが生えているが、あいつらはナメクジなんじゃないかと。
本物のナメクジは触角を切っても再生するらしい。
ピッコロも、腕をやられたときに特殊能力で再生したらしい。
「だから似てるんだよね、ナメクジとかカタツムリから色々取ってるんじゃないかな」と息子が言っていた。
そしたら、その仮説がビンゴだった。
ナメクジやカタツムリから取ったであろうキャラクター名がたくさん出てきて、たとえば「ネイル」。
カタツムリは英語で「スネイル」ということを、息子は幼稚園のときに、英語教室で覚えてきていたのだ。絶対ここから取った名前だ。
こんなところであの英語情報が役に立つとは!
ピッコロの仲間はナメクジ・カタツムリ(から名前を取った)説、界隈では有名な話なんだろうがうちでは初めて出た話だったので、当たったぞー!と親子で盛り上がった。
こんなふうに、勉強しろ勉強しろとは言わない代わりに、遊びという遊びをとにかくなんでも勉強に繋げよう繋げようとする、したたかな母親である私。
こういうタイプの教育ママも存在することを息子はまだ知らない。
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