大学生の時に買った傘を、20年ほど使い続けている。
 
 
 

 
 
閉じた時は白っぽく見えるデザインだが、開くとピンク色の帯が案外目立つ。
 
しかもこのピンク、よく見ると水玉模様が入っている。
 
若い頃はそれで良かったが、40歳も近い最近は少し、この傘は年齢に合わないかなと思うことがある。
 

 

 

 

雨の中息子と歩いた日、彼にちょっと聞いてみた。
「この傘、お母さんが若い頃に買ったんだけど、どう?若向けすぎるかな?」
 
そうしたら、息子が言った。
「いや、そんなことないよ。お母さんが使っても大丈夫だよ。」
 
それを聞いてホッとしたが、続くセリフに私は固まった。
 
「だってその傘、おばちゃんっぽいから。若い人向けには見えないよ。」
 
 
 
なんということだ。
この傘は、いかにも大学生が行くような若々しい店で買ったというのに。
そして実際に、この傘かわいいね、と若かりし頃は褒められたというのに。
 
息子には「おばちゃん向けの傘」としか見えないらしい。
 
 
持ち物というのは結局、持つ人で決まるのだ。
 
若い人が持っているものは若向けに作られたように見える。
ババアが持っているものはババ向けに作られたように見える。
 
美人が持つバッグはエルメスに見えるし、私の持つバッグはせいぜい500円くらいにしか見えない。 
何を持つかより、誰が持つかということ…
 
 

 

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